Category  |  試練

いつまで?

ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」の中で、アリスが「永遠ってどのくらい長いの?」と尋ねると、白ウサギが「ほんの一瞬のこともある」と答えました。それが、兄のダビデを突然失ったときの私の気持ちでした。葬儀までの時間が、刻一刻と悲しみの深まる永遠の時であるかのように思いました。

祈りによってのみ

夜遅く、がんで闘病中の友人から電話がありました。泣きじゃくっています。私はもらい泣きをしながらも「主よ、どうすればよいのですか」と、心中、祈りました。彼女の嘆きに胸が締め付けられそうです。身体や心の痛みを軽くしたり、何とかしたりするどころか、気の利いた励ましの言葉も思いつきません。しかし、助けてくださるお方は知っています。私は泣きながら「イエスさま、イエスさま」と呟きました。すると泣き声がすすり泣きになり、彼女の深い呼吸が聞こえてきました。やがて友人の夫が「妻は眠りました。明日電話します」と電話口で言いました。私は祈りつつ、涙で枕を濡らして眠りました。

苦しみの中の強さ

サミーが18歳でイエスを信じたとき、家族に勘当されました。家は伝統の宗教を信じていたからです。そこでキリストの教会は彼を受け入れ、励ましたり、学費を援助したりしました。その後、サミーの救いの証が雑誌に載ると、家族の迫害はさらにひどくなりました。

甘く苦く

甘いチョコレートが好きな人もあれば、ビターチョコレートが好きという人もあります。古代のマヤ文明の人々はチョコレートに唐辛子を入れ「苦い水」と呼んで飲んだそうです。その後チョコレートは、スペインにもたらされましたが、スペイン人は甘味を好んだので、砂糖と蜂蜜を混ぜ、独特の苦さを和らげたと言います。

それゆえにさげすまれ

スザンナ・シバーは、18世紀、名声を博した歌手でしたが、結婚問題のスキャンダルでも有名でした。それで1742年、ダブリンでヘンデルの「メサイア」が初上演されたとき、彼女が独唱者であることを快く思わない聴衆が、少なからずありました。

2重の約束

ルースは数年前にがんを患い、嚥下(えんげ)障害のために十分に食べられません。体力は著しく衰え、度重なる手術や治療のためにやつれて見えます。しかし彼女は、神を賛美しつづけます。彼女の強い信仰は変わることなく、その喜びは周りを明るくします。彼女は日々神に頼っています。そして、いつの日か必ず完治すると信じていました。彼女は癒されるように祈り、遅かれ早かれ、神が必ず応えてくださると信じています。なんという素晴らしい信仰でしょう。彼女の説明によると、揺るぎない信仰は確かな知識から来ると言います。神はみこころの時に約束を成就してくださるだけでなく、その日が来るまで、彼女を支えてくださると約束されているのです。

水の上を歩く

極寒のある日、私は世界で5番目に大きいミシガン湖が凍った様子を見ようと、厚着をして出かけました。そして、いつもは日光浴をする湖岸に立ち、波の形のまま氷った湖面を眺めました。それは自然の芸術作品で、美しくて息を呑むほどでした。

不思議に焦点を

世界を見て悪い部分ばかりが目に留まることがあります。しかしナショナルジオグラフィック誌の写真家、デウィット・ジョーンズ氏は、世界の良い部分を撮影して共に喜ぼうとしています。彼は、一条の光が差し込んだり、見方が変わったりして、元々あるのに気づかれなかった素晴らしい面が現れるときを待ちます。そして自然や人間のごく平凡な表情の内に潜む美しさをカメラで捕えるのです。

「しかし」という信仰

悲観的な性分なので、ついつい否定的な結果を想像しがちです。ひとつの仕事につまずくと、他の仕事も失敗するような気がします。そして、柔軟体操をしていても、いつまでも身体は固いままだろうとか、事もあろうに、自分は何ひとつできないひどい母親だなど、全く無関係なことにまで論理の飛躍が生じます。ある分野の失敗が、多くの分野の感情を無意味に左右してしまいます。