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祈りは大切

私は「カード・ミニストリー・チーム」の一員です。毎週、色々な祈祷課題がやって来ます。「次の検査のために」「子どもたちが教会に戻りますように」「最近、妻を亡くしたデイブが慰められますように」などです。私たちは祈り、課題の送り主に手書きのカードを届けます。課題は山積み。我々の努力は大海の一滴のようです。そんな気持ちが変わったのは、デイブから心のこもった礼状が届いたからです。そこには、亡くなった妻に対する敬愛の言葉が記されていました。私は改めて、祈りの大切さを認識しました。

目を覚まして祈る

霊の戦いをするときは熱心に祈るべきです。一方、フロリダ在住のある人は、祈る方法を間違えると非常に危険だと学びました。彼女は、ある日、運転中に目を閉じて祈り、一時停止の標識を見落としました。交差点を突っ切って住宅の庭に突っ込み、出られなくなったのです。幸いけがはありませんでしたが、危険運転と器物破損で違反切符を切られました。この祈りの戦士は、エペソ人への手紙6章の「目を覚まして」(18節)という大切な部分を見逃してしまったようです。

心地よい眠り

悪い思い出や非難の数々がよみがえり、ソルは寝付けませんでした。心は恐怖で満たされ、じっとり汗をかいています。明日は洗礼式なのに、どす黒い思いが襲来します。イエスの救いを受け入れ、己の罪は赦(ゆる)されたと分かっているのに、霊の闘いは続いていました。その時、妻が手を取って祈ってくれました。すると、恐怖が消え、平安が訪れました。彼は起き上がり、洗礼前に話す証しを書きました。それまで出来なかったのです。その後、心地よい眠りにつきました。

神の賢明な目的

英国では歴史上の人物や重要な出来事を記念する銘鈑をあちこちで見かけます。中には英国式のユーモアを示すものもあります。例えば、イングランド南東部のサンドウィッチには「1782年9月5日。ここでは何も起こらなかった」と記された古びた銘板があるのです。

速やかに祈る

上司のおかげでよく祈るようになったと親しい同僚が言ったので感心しました。私たちの上司は気難しい人ですが、もしかして、霊的な奥義を教えてくれたのかしらと思いました。しかし、違いました。「彼がこっちに来るのに気付くと祈り出すの」と言いました。上司と話をする前には必ず祈るようにしたそうです。厳しい上司と働くためには神の力が必要なので、以前にも増して神に頼るようになったと言いました。

塀の上に天使が

ウォレス・ブラウンと妻のメアリーは、衰退した教会を牧するため、英国バーミンガムの貧困地区にやって来ました。教会と隣接牧師館の敷地は、何とギャングの基地にされていました。彼らは窓に投石され、垣根に放火され、子どもたちを狙うと脅されました。嫌がらせは数カ月続き、警察はなすすべがありませんでした。

聞くのに早く

親しい友人の批判に反論しようとして、鼓動が速くなるのを感じました。私がネットに書いたのは、彼女のことではありません。しかし、反論する前に小さく祈りました。すると心が落ち着いて、彼女の言っていることや、彼女が傷ついた理由が分かってきました。明らかに表面的な問題ではありません。友人は傷ついていました。私は、彼女がその痛みを言葉にできるように助けようと思いました。そう決めると、自分を守る必要は無くなりました。

神に叫び求める

ラッセル・ムーア博士は、養子を迎えるため家族で養護施設を訪ねた時、赤ん坊が保育されている部屋は驚くほど静かだったと記しています。ベビーベッドの赤ちゃんは全く泣きません。それは要求が無いからではなく、泣いてもケアしてくれる人は無いと悟っていたからです。

祈りの呼びかけ

リンカーン大統領は「私は何度となくひざまずき、他にどこに行けるでしょう、と祈らずにはいられなかった」と友人に打ち明けたそうです。彼は、壮絶な南北戦争の最中、自分が真摯(しんし)に祈るだけでなく、それを国民にも求めました。1861年には「へりくだり、祈り、断食する日」を宣言しました。そして、1863年に再度の布告を行い、「神の統べ治める力に頼らざるを得ないと認めることは、国家と国民にとっての義務である。それは己の罪とがをへりくだりと悲しみと共に告白する一方で、純粋な悔い改めは神の慈悲と赦(ゆる)しにつながると確かな希望をも告白することだ」と述べました。