耳を傾ける
ジョイス・ハゲットは「耳を傾ける」という本の中で、苦境にある人の話をよく聞き、適切に応答することを学ばなくてはならないと述べています。ジョイスは苦境にある人たちから「助けてくれてありがとう」と言われる経験を何度もしたそうです。しかし彼女は言います。「私はほとんど何もしていません。ただ話を聞いただけです。私はやがて、人を助ける一番の方法は、黙って聞くことだと思うようになりました」と語っています。
変革を生む時間
多くのクリスチャンは、神と過ごす時間を毎日持ちたいと思っています。祈ったり、聖書を読んだりしたいと望んでいます。しかし実際には、忙しくてままならないことがしばしばです。毎日あれもこれもと詰め込まれて忙しいと、だんだんイライラしてきます。
忙しすぎる
◆ イザヤ書41-42
◆ Ⅰテサロニケ1
飛行機の搭乗を待っていたとき、私が牧師だと小耳に挟んだ人が、話しかけてきました。彼はキリストを信じる前の人生について語り、それは「罪と自己陶酔」の日々だったと言いました。しかし、彼はイエスと出会ったのです。そして、自分の生活がどれほど変わり、どれほどの奉仕をしてきたかも語ってくれました。それは興味深い話でした。しかし、彼の話は、神のために非常に多忙だったということで、神と非常に親しく交わってきた、というものではありませんでした。それで、「先生、正直なところ、なぜ、こんなにも心が満たされていないのだろうと思うのです」という質問には、少しも驚きませんでした。
時間を止められたなら
◆ Ⅰ列王記10-11
◆ ルカ21:20-38
主の栄光が主の宮に満ちたからである。―Ⅰ列王記8:11
毎年5月が巡ってくると、うれしくて時計を止めたくなります。弱々しい新芽が、硬い土や冷たい枝に押しとどめられることなく芽吹いて、「死」が打ち破られていくのを見るからです。私の住むミシガン州に春がやってきました。たった半月の間に冬枯れの風景が、香りと彩り豊かな花に飾られた木立に生まれ変わります。春の景色や音、そして香りに飽きることはありません。時間が止まってほしいとさえ思います。