俊足チーター
アフリカに生息するチーターは、走り出してすぐに時速112キロに達しますが、長距離走は苦手です。BBC放送のニュースによると、ケニヤ北東部にある村の男性4人は、2匹のチーターと6.5キロ走って、チーターに勝ったそうです。
私たちは一つのからだ
牧師夫人がパーキンソン病と診断され、牧師の家族は苦しい状況でした。牧師は、果たして妻の面倒を看ながら教会の仕事をつづけていけるのだろうか、と思いました。しかし、心配は無用でした。教会の人たちが手を差し伸べてくれたからです。彼らは、食事の支度や牧師夫人の看護をすすんで手伝ってくれました。
最良の釣り場
数ヶ月前、マス釣り仲間のガスが亡くなりました。週末には、近くの湖で小さなボートに乗って、釣りをする姿をよく見かけたものです。先日、娘のハイジから手紙をもらいました。ガスが天国に行ってから、孫たちが天国の話をよくするそうです。6歳の孫息子はやっぱり釣りが大好きで、天国の「ひいじいちゃん」の様子について、「天国は本当にきれいなんだ。イエスさまがひいじいちゃんに最高の釣りの穴場を教えてくれるんだよ」と、夢見るように言うそうです。
絶えられない試練
幼い息子を小児ガンで亡くした男性に、ある人が「神は決して耐えられない試練をお与えにはなりませんよ」と言いました。励ましの言葉のつもりだったのでしょうが、言われた方は、耐えられていない自分ゆえに、さらに深く傷つきました。彼は胸を引き裂かれるほど辛く、どうして良いか分かりません。「神さま、私をしっかりと抱きしめてください」と必死でした。
心配しないで!
アメリカの俳優でコメディアンのジョージ・バーンズは、「長寿の秘訣はと聞かれたら、そりゃもちろん、悩み、ストレス、緊張を避けることだと答えるよ」と語りました。バーンズは100歳になるまで生きて、人々に笑いを届けることを楽しみました。どうやら自分のアドバイスに忠実だったようです。
まず、祈ること
息子にピアノの稽古をさせるときは、まず夫婦で神の助けを祈ってから始めます。なぜなら、親ふたりは全く楽器が弾けないからです。私たちは親子共々、スタッカートやレガートについて学んだり、ピアノの黒鍵をいつ使うのか習ったりしています。
それは、わたしのもの
ナイル川は、全長6,650キロメートルという世界最長の河川で、アフリカ大陸の幾つもの国を通りながら北へ向って流れます。数十世紀もの間、河畔に暮らす膨大な数の人々に生活の糧を与え、人生の営みを支えてきました。現在、エチオピア政府がアフリカ最大の水力発電用ダムを建設中で、将来、この地域に多大な益をもたらすと思われています。
裏切られた時に
クルーズ客船オシアノス号は、1991年8月4日、南アフリカ沖合で大嵐に見舞われて沈没しました。船長と乗組員は船内放送も避難誘導もせずに、自分たちだけ逃げてしまいました。乗客でミュージシャンのモス・ヒルズは事態の異常に気づいて、メーデー信号を南アフリカの海上保安庁に送ると、陣頭指揮をとって妻のトレーシーや仲間のエンターテイナーたちとも協力し、乗客全員がヘリコプターで救出されるように誘導しました。
自信をもって競争社会を生きる
イギリスの哲学者であり、作家、そして無神論者の故バートランド・ラッセル氏は、こう言いました。「人生とは、競争だ。自分が犠牲者にならないためには、むしろ、罪人となってでも戦う競争なのだ。」また、実業家のデイビッド・サーノフ氏に言わせれば、「競争は最高の製品を生みだし、最低の人間をつくる」のだそうです。それでも、19 世紀初めのアメリカ人政治家、ヘンリー・クレイ氏は、「人類の営みに作用するあらゆる人力の中で、競争力ほど偉大なものはない」と語っています。
人生と競争について語るこれらの言葉には、確かにうなずける部分があります。それでは、クリスチャンが強くたくましい競争者でありながらも、キリストを信ずる者の名に恥じない行動をすることは可能でしょうか。この問題を、「デイリーブレッド」の寄稿者の一人であるデイヴ・ブラノン氏(Dave Branon) に導いていただき、実際の生活に当てはめて考えてみましょう。
(A6版 32ページ)