Month: 4月 2016

イエスは涙を流された

グリム童話の「ガラスの棺」を読んでいると、友人が覗き込んで「うっとうしいタイトルねえ」と言いました。「棺」と言う言葉に反応したのです。人は自分の死の必然性を突き付けられたくないかもしれませんが、それでもみんな、必ず死にます。

神の方法

私たちは祈っていました。3か月だけ、ふたりの子どもの里親になって欲しいと頼まれたのです。自分たちの子ども3人に、もうふたり増えるのは大変です。そんなとき、日々のデボーションに使っていた宣教師エミー・カーマイケルの本が、普段はあまり読まない民数記7章を取り上げていました。

美しく描く神

ネサワルコヨトル(1402-1472)は、ヨーロッパ人の到来前、メキシコの一地方を治めていました。彼の名は「飢えたコヨーテ」という意味ですが、これには深い含みがあります。彼が書いた詩に、霊的な飢え渇きが表されているからです。「私が礼拝する神々は石の偶像だ。話しもせず感じもしない…。大きな力を持った知られざる神がおられ、そのお方は宇宙の造り主だ。このお方だけが苦しむ私を慰め、悩む私を助けることができる。このお方に私の助け主、守り主になっていただきたいものだ。」

型破りな戦術

ある女性が1980年のボストン・マラソンの最中に地下鉄に乗りました。彼女はマラソンをしていたはずなのに…。目撃者によると、彼女はゴール直前で再びレースに紛れ込んだそうです。そして良いポジションでゴールしましたが、奇妙なことに息切れもせず、汗もかいていませんでした。

カメレオン

カメレオンと聞けば、環境によって身体の色を変える能力を思い浮かべる人がほとんどですが、実は、他にも面白い特徴があります。私はカメレオンが歩いているのを見たことがありますが、どうやって目的地に到達するのだろうと思いました。カメレオンは、嫌々動かしているかのようにゆっくり片足を上げると、「気が変わった」と言わんばかりにピタッと止まり、それからまたゆっくりと足を伸ばして、地面が崩れることを恐れているがごとく、そっと着地します。それで、「カメレオン教会員にならないでください」と誰かが言うのを聞いて、私は笑ってしまいました。「今日は教会に行こうかな。いや、来週にしよう。うう~ん、もうしばらく待ったほうがよいかな…。」

主のひとみ

赤ん坊がひきつけを起こしたので、友人夫婦は救急車を呼んで病院に駆け込みました。娘の小さな手を握り、彼女のために祈りながら、友人は自分の鼓動が速くなるのを感じました。そして我が子に対する狂おしいほどの愛は、神がどれほど自分を愛しておられるかを再認識させてくれたといいます。

偉大なる犠牲

英国で20世紀初頭に革新的ジャーナリストと言われたW.T.ステッドは、論争を起こすような社会問題を取り上げることで知られていました。彼の記事には、十分な数の救命艇を装備しないまま運航されている、客船の危険を問い正したものもありました。ところが皮肉なことに1912年4月5日、北大西洋で氷山に接触して沈没したタイタニック号に乗りあわせたのです。報告書によると、ステッドは女性や子どもたちの救助を手伝った後、自分は救命艇に乗ることを辞退して他の人を助けたといいます。

今日という日

バージニア・コナリーは1940年、周囲の批判を振り切って、テキサス州アビリーンで初めての女性の医師になりました。27歳でした。そして、100歳の誕生日を控えた2012年のある日、テキサス州医師会から最高の名誉ある賞を授与されました。この間、コナリーは毎日コツコツと神と人とに仕え、数々の医療伝道旅行に参加し、情熱をもって福音を伝えました。

心のチェック

通勤電車には、「隣の席の知らない人には話しかけない」など、暗黙のルールがあります。シカゴに通勤していた頃、このルールに従うのは本当に大変でした。私は新しい人と話をすることが大好きなのです。しかし、そんなルールに従いながらも、その人の読んでいる新聞のページをちらりと見れば、その人のことが推察できると思います。経済、スポーツ、政治、コラム…。彼が最初に開くページは何でしょう。それによって、どの分野に興味があるか分かります。