楽な道、険しい道
人生はしばしば厳しいものです。ですから、神が楽をさせてくださると期待していると、険しい道に出くわして、どうしてと思うかもしれません。
学んだ教訓
メアリーは夫に先立たれ、持病もあるので、娘と同居することになりました。住み慣れた土地や友人たちと別れなければなりませんが、神が生活の必要を備えてくださったことを感謝しました。ところが半年ほど経つと、最初の感謝が薄れて不満が芽生え、これは本当に神のご計画だったのだろうかと疑いました。こちらの教会は遠くて自力では行き来できず、クリスチャンの友だちとも離れて、寂しかったのです。
愛の言語
宣教師としてメキシコに来た祖母は、スペイン語の修得に苦労しました。あるとき、市場で自分の買い物リストを見せ、「二つの言語で書かれています」と言いました。ところが、それを聞いた肉屋さんが、彼女は牛タンを二枚買いたいのだと勘違いしました。英語の「舌」には、「言語」という意味があるからです。家に帰って包みを開くとタンが出てきました。それを料理したことがないので、祖母は途方にくれたそうです。
必要以上に与えられる
英国の田舎のとある野原に、G.K.チェスタートンは座っていました。そして突然立ち上がると、大笑いしました。牛たちは、そんな彼をけげんそうに見つめました。
私たちの責任
英国の学者が世界の宗教者に一致を呼びかけると、人々は称賛しました。その人は、世界の主な宗教はどれでも「黄金律」を説いているのだから、協調して平和に暮らせるグローバルな社会のために、宗教を超えて互いに協力すべきだと言いました。
忘れてはいけないこと
人類学者アンソニー・グレーシュは、冷蔵庫の扉を見れば、その人の大切なものが分かるといいます。彼の研究班がロサンゼルスで調査したところ、各家庭の冷蔵庫の扉には、学校の予定や家族の写真、子どもの描いた絵など、平均52のものがマグネットなどで留められていました。冷蔵庫は思い出の貯蔵庫でもあるのです。
心を強くする
長年通っていた近所のジムが、先月閉まってしまい、別のところに通い始めました。前いたところは温かい雰囲気で、おしゃべりをしながらトレーニングをする人が多かったので、汗をかくことが無いくらいでした。しかし、今度のジムは、真剣に身体を鍛えようとしている人ばかりです。激しいトレーニングと緊張感…。彼らの身体は確かに屈強です。しかし、心の方はどうでしょう。恵みで強められているでしょうか。
そばに立つ
小学校の卒業式で、ミアーシャは30人のクラスメートと両親が見守る中、硬い表情で講壇に上がりました。校長先生がマイクの高さを調節してくれましたが、彼女は聴衆の方を向くことができません。みんなは「大丈夫。頑張って!」と励ましましたが、ミアーシャは凍りついています。するとその時、クラスメートのひとりが前に出ていき、彼女の横に立ちました。片方に校長先生、もう片方に友だちが立ち、三人はいっしょにミアーシャのスピーチを読み上げました。何とうるわしい光景でしょう。支えるとは、こういうことです。
国のためにともに祈る
私たちの国ガーナには、自分の国と他のアフリカ諸国のために、毎月熱心に祈る女性のグループがあります。なぜ祈るのかと聞くと、リーダーのギフティ・ダッジーさんは言いました。「周りを見回してください。ニュースを聴いてください。国々は戦争や災害、疫病で傷つき、暴力は、神の愛と祝福を見えなくしてしまいます。私たちは、神が国々の問題に介入してくださると信じています。ですから、祝福の神を賛美し、神の助けを求めて声を上げているのです。」