Month: 1月 2017

思い起こす

息子は7年間薬物依存と戦い、私たち夫婦はその間、辛い日々を強いられました。息子の回復を祈りつつ待っている間、私たちは、小さい勝利を祝うことを学びました。24時間、悪いことがなければ、「今日は良い日だった」と言い合ったものです。私たちはこの短い言葉で、些細なことでも神に感謝しようと、自らに言い聞かせていました。

何ひとつ隠されてない

世界中には2億4千5百万台の防犯カメラが設置され、その数は毎年15パーセントずつ増えているそうです。それに加え、膨大な数の人々が、誕生祝いから銀行強盗に至るまで、日々スマートフォンで写真を撮っています。安全強化を支持しようが、プライバシーの侵害を非難しようが、現実はみな、カメラだらけの世界で生きているのです。

すべてのことを働かせる

妻は素晴らしい蒸し料理を作ります。かたまり肉を薄切りのジャガイモとサツマイモ、セロリ、マッシュルーム、人参、玉ねぎと一緒に鍋の中に入れて、長時間蒸します。6、7時間経つと、家中が美味しそうな匂いでいっぱいです。鍋の中の具材が相まって、個々では成し得ない美味しさを作り出すのです。最初のひと口は最高です。時間はかかりますが、それを待つ甲斐は十分にあります。

差別せずに親切にする

米国の作家、アン•ハーバートは1982年、レストランのランチョンマットに、「見返りを求めない小さな親切を、時や場所、相手を限定せずに実践しよう」と走り書きしました。この言葉は多くの人の共感を呼び、読み物や映画や文学を通じても普及しました。

古くても新しい

ケンタッキー州のナショナル•コルベット•ミュージアムの床が陥没して、シボレーコルベットのビンテージ•カー8台が、その大きな穴に落ちました。2014年のことです。車は激しく損傷し、修復不能のものもありました。その中の一台は生産100万台目となった車で、1992年に製造され、この博物館で一番高価なコレクションでした。この車は引き上げられ、専門家たちによって修復されましたが、主に元々の部品が使われました。一旦はひどい姿になりましたが、今では新品同様です。

あなたの荷を下ろしてください

田舎で軽トラックを運転していた人が、重い荷物を背負った女性を見かけました。車を止めて乗っていくよう勧めると、彼女は感謝して荷台に乗り込みました。ところが奇妙なことに、女性は車に乗ってもまだ、重い荷物を背負っているのです。運転手は言いました。「お願いですから、荷物を下ろして、ゆっくりしてください。このトラックは、あなたも、あなたの荷物も運べます。」

供給源

世界中の目が2010年8月、チリ共和国のコピアポ近くの鉱山に注がれました。33名の鉱夫が、地下約700メートルの坑道に閉じ込められたのです。助けは来るでしょうか。彼らは不安でした。しかし17日後、掘削機の音がしました。そして坑道の天井に小さな穴が4つ開けられると、水や食料、薬品など、生存に必要なものが届きました。やがて救出が始まり、事故から69日目、最後の作業員が地上に生還しました。

祝うべきお方

イエスの誕生を描いた絵などを見ると、多くの場合、東方の博士たちと羊飼いは同じときに来て、イエスを拝しています。しかし、博士たちの来訪が唯一記されているマタイの福音書を読むと、彼らの到着は少し後だったようです。それによると、イエスはもはや馬小屋の飼葉桶の中ではなく、家におられました。「その家に入って、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた」(マタ2:11)と語られているとおりです。

神に耳を傾ける

幼い息子は私の声を聞くのが好きですが、大きな声で「どこにいるの?」と厳しく問いかけるなら、話は別です。それは大抵、息子がいたずらをしたりして隠れている時ですが、私は息子が心配ですし、怪我をして欲しくないので、ママの声に耳を傾けて欲しいと思っています。