壁を取り除く
毎週火曜日、元受刑者の社会復帰を支援する施設でメアリーに会います。彼女は刑務所を出所したばかりで、息子から引き離され、依存症と闘っています。私の人生とはずいぶん違います。
怒りの管理
あるとき夕食を共にした友人が、実は、家族のひとりにうんざりしていると言いました。その人には彼女を無視したり、馬鹿にしたりという悪い癖があるのですが、彼女はそれを指摘できないと言います。以前、思い切って意見したところ辛辣な言葉を返され、堪忍袋の緒が切れてしまいました。そして口喧嘩になり、ふたりの溝が深まったからです。
父親の名前は何ですか?
中東のある国で携帯電話を購入した時、カウンターの担当者に住所、氏名、国籍という典型的な質問をされました。しかし、「父親の名前は何ですか」という質問には驚き、なぜそれが重要なのだろうと思いました。私の育った社会では、父親の名前は身元確認に必要ではありませんが、この地では必須事項でした。世界には家系が重要だという文化があります。
王がおられる
思うように事が運ばず夫に八つ当たりすると、それは罪だと聖書のみことばから聖霊に示されましたが、その権威を無視してしまいました。夫婦関係を悪くしたり、神に反抗したりしてまで自分のプライドを守ることにどんな価値があるでしょう。全くありません。神と夫に赦しを求めるまでに十分なダメージを残してしまいました。
しばらくとどまる
指輪物語の三部作について話していたとき、10代の男の子が、映画より本の方が好きだと言いました。理由を聞くと「本ならば、その世界の余韻に好きなだけ留まれるから」と答えました。本の余韻に浸る、特に聖書の場合は、みことばを思い巡らし、そこに記されている物語の中に入り込むことは有益です。
最初の一歩を踏み出す
タム・ダシュは人生で何かが欠けていると感じ、娘が通っている教会に行くことにしました。しかし、娘といっしょには行きません。以前、彼女を怒らせたことが、ふたりを疎遠にしていたからです。タムは賛美が始まる頃に会堂に来て、礼拝が終わるとすぐに帰りました。
分かってくださるお方
ジョン・バブラーは、テキサス州のある町の警察署と消防署でチャプレン(職場の牧師)ですが、長期の特別休暇を利用して警察官訓練所に通いました。自分が仕えている人たちをもっと理解したいと思ったからです。候補生たちとともに過ごし、警察官が直面する厳しい課題について学んだことで、バブラー牧師は更なる謙遜と共感を身につけました。今後は、精神的ストレス、疲労、喪失にさらされる警察官を、より効果的に支援したいと願っています。
手紙を書く
母と姉妹たちは、今でも手紙という旧式な方法で、毎週のように日常のあれこれと喜怒哀楽を分かち合っています。私はこの文通を素晴らしいと思います。また、信徒の人生はキリストの手紙だというパウロの言葉を深く噛みしめさせてくれます。
神を見ること
神の絵を描いているという少年がテレビ番組に登場したときのことを、牧師で作家でもあるアーウィン・ラッツァーが語っています。司会者が「神の姿を誰も知らないのだから、神の絵なんて描けない」と言うと、少年は「全部終わったら、きっと分かるよ」と宣言しました。