Month: 6月 2020

人生の急流を下る

急流下りのガイドが「左側の人、全力で前へ向かって3回!」と叫びました。左側の私たちはオールを漕いで、激流の渦の脇をすり抜けました。この数時間で、ガイドの指示を聞く重要性を学びました。彼の明瞭な声によって、未経験者の6人が力を合わせ、急な流れを安全に下りました。

単純なお願い

網膜剥離は治らないと言われ、15年間、目が見えず、点字を習い、杖と盲導犬に支えられていたモンタナ州のある女性の人生は、夫が別の眼科医に尋ねた単純な質問で変えられました。「妻を助けられませんか」。再診の結果、女性の症状は網膜剥離ではなく一般的な白内障だったと分かりました。右目を手術し、翌日眼帯が取れると、視力は戻っていました。その後、左目も手術で癒されました。

贖いの希望

その男の罪は贖えるでしょうか。8回の狙撃で6人を殺害。1500件近い放火で1970年代、ニューヨーク市を恐怖に陥れました。現場には警察を愚弄する声明が残っていました。しかし、ついに捕まり、終身刑になりました。

愛の継承

娘は少女探偵ナンシーの物語にハマりました。このシリーズを、3週間で12冊は読んだでしょう。親の好みを受け継いだのです。私も好きでしたし、1960年代に母が読んだ青い表紙の本は、今も書棚に並んでいます。彼女はその他に何を受け継いだのでしょう。

再び動き出した心臓

フィリップス、クレイグ&ディーンというゴスペル・グループは、2012年、ある心臓外科医の実話に構想を得て「テル・ユア・ハート・トゥ・ビート・アゲン(心臓に再び打てと告げよ)」をリリースしました。その医師は、患者の心臓を摘出して治療した後、元に戻して心臓マッサージをしましたが、心拍が再開しません。より強い手段を講じてもダメでした。そこで意識の無い患者の横にひざまずき、彼は言いました「ジョンソンさん、あなたの執刀医です。手術は成功で、心臓は治りました。後はあなたが心臓に再び打てと告げるだけです。」すると心臓が動き出しました。

深く根ざした信仰

ニュージャージー州のバスキング・リッジ長老教会の横のホーリーオークは、樹齢600年以上で、ついに撤去されなくてはならなくなりました。最盛期には、ねじれた枝がうっそうと伸び、木の葉が風にそよぎ、木漏れ日が地面できらきらと揺れていました。しかし、本当に壮大なものは地中の根です。オークの主根は垂直に伸び、しっかり栄養を確保します。その主根から大量の側根が水平方向に伸び、水分と栄養分を補給し続けます。張り巡らされた根は、しばしば木そのものより大きくなり、幹を安定させ、その生命線となります。

負債を消す人

度肝を抜かれるという言葉がぴったりの出来事でした。ジョージア州アトランタ市のモアハウス大学の2019年の卒業式でのことです。祝辞を述べた人が、卒業生全員の学費ローンを全額肩代わりすると言ったのです。1千万円以上の返済額があった卒業生は感謝に震えて、涙ながらに叫びました。

自分を過小評価する

若い選手がチームの主将になりましたが、初めて報道陣の前に立つと、コーチや同僚に返答をゆだね、常套句でぼそぼそ語るだけでした。シーズン中の成績も芳しくなく、トレードに出されました。その選手にはリーダーになるという意味が分からなかったのでしょう。もしくは、自分にはできないと初めから投げていたのかもしれません。

永遠を見る目

友人のマデリンは、子や孫たちが永遠を見る目を持つように祈ります。心乱れる日々の後、娘が亡くなりました。マデリンは悲しみの中、家族が苦しみに飲み込まれて刹那的にならず、むしろ永遠の視点をもっていつくしみの神を信じ、希望に満たされるように祈っています。