良書とともに
アイスランドは小さな国ですが、読書家の国として知られています。一年に出版される本を人口で割った数や国民ひとりあたりの読書量は世界で最も多いのです。クリスマスイブに家族や友人たちに本を贈り、夜通し読書を楽しむという習慣もあります。これは第二次世界大戦時に始まりました。現在は、国内の新刊書のカタログが11月中頃に各家庭に届けられます。これは「クリスマスの本の洪水」と呼ばれています。
どんな名前にしようか
我が子の誕生を待つ他の夫婦と違って、マリヤとヨセフは子どもの名前を相談する必要はありませんでした。イエスと名づけるように、それぞれ天使に命じられていたからです(マタ1:20-21、ルカ1:30-31)。天使はヨセフに、その名は御民を罪から救うことを意味すると説明しました。
神の傑作
クリスマスディナーの後に、義理の娘が「ダン・ユアン」を振舞いました。甘い汁に色とりどりの団子を浮べる中華料理のデザートです。孫のピートは3歳で、自分が作った団子を自慢しますが、大きさも形もいびつです。しかし、彼にとっては最高傑作なのです。
誰を着ていますか
女子バスケットボールのアルゼンチン代表がユニフォームを間違えました。アウェイで戦う白いユニフォームではなく、対戦するコロンビア代表のユニフォームに酷似するネイビーを着て来たのです。着替えはなく、万事休す。棄権するしかありませんでした。きっと今後はもっと注意することでしょう。
十字架のことば
自分の価値を口で告げられて学ぶ人はいない、とティム・ケラー牧師は語ります。行動で示されなければなりません。行動は言葉よりも雄弁だという格言が反映される一例です。伴侶の話に耳を傾け、大切にすることで、相手の価値を示します。愛情を注いで世話をすることで、親は子どもに「あなたが大切だ」と知らせることができます。コーチは選手の成長に投資することで潜在能力があると伝えます。一方、苦痛の種になる否定的なメッセージも行動によって伝えてしまいます。
完全な満足
フィリピンの家庭は、特別な日、つまり誕生日や結婚式、地域の祭りやクリスマスなどを派手に祝います。ご馳走をいっぱい作り、みんなで食卓を囲んで、お馴染みの物語や古いジョークを語り合い、笑って陽気に過ごします。そして満腹になるとカラオケに合わせて歌います。多くのフィリピン人は、食べて歌うなら大いに満足するのです。
驚きと畏れ
ある晩、会議でロンドンに行きました。土砂降りの雨の中、急ぎ足でしたが、角を曲がると立ち止まりました。リージェント通りの上に何十もの天使が舞っています。輝く羽は道路をまたぐほど巨大で、無数の電飾がきらめき、これほどのクリスマス飾りを見たのは初めてです。大勢の人が一様に驚いて見上げていました。
優しい物言い
フェイスブックで失敗しました。激論の的になる話題に首を突っ込み、他人を正す必要が、どこにあったのでしょう。愚かなことです。結局、怒気を含んだ言葉の応酬で心が折れ、イエスの良い証人となる機会を失いました。これが「炎上」の結末です。ネットの世界では日々乱暴な言葉が飛び交っています。ある倫理学者の言葉を借りれば、人々は怒りを爆発させることが、意見を公に述べることだと勘違いしてしまったのです。
あなたという人
ドニャンは、自分は旅に学ぶ人、世界は大きな学校だと言います。彼は人と出会って学ぼうと、2016年、自転車で出発し、4年間も色々な町を巡って旅をしました。人は言葉の壁があっても、見つめ合うだけで心が通じ合うこともあると発見し、意思疎通のためにスマホの翻訳アプリを活用しました。彼の旅の評価は、移動距離や景色の素晴らしさではなく、「言葉が通じなくても、あなたという人を知りたい」と、心を動かされた人々です。