仕えるために生きる
豪華なお絵描きセットをもらった10歳のチェルシーは、悲しい時に絵を描くと慰められると気付きました。そして、お絵描きの道具を買えない子もいると知ると、彼らを助けようと動きました。彼女の誕生日会にはプレゼントではなく、貧しい子どもたちに寄付する絵の道具を持ってきて、と頼みました。
聖書を学ぶ
神学者のJ. I. パッカー(1926年~2020年)は、著書『神を知るということ』の中で、有名な4人のキリスト者に言及し、彼らを聖書ビーバーと呼びました。神学者でなくとも、ビーバーが木にくいつくように聖書にかじりついて、神を知ろうとした人だからです。パッカーは、聖書から神を知ることは、学者だけの仕事ではないと語ります。素朴な人が聖霊に満たされて、聖書を読み、説教を聞くなら、神学的正確さだけを云々する学者よりもずっと深く、神やイエスを知るようになると語ります。
内側から崩壊する
私が10代の頃、母はリビングの壁に絵を描きました。それは古代ギリシャの廃墟となった神殿の絵で、折れて横たわった白い柱や崩れた噴水、壊れた彫像が描かれていました。数年の間そこにあったヘレニズム様式の建造物の絵を見ながら、かつては美しかったはずなのに、滅亡の理由は何だったのだろうと想像しました。繁栄を謳歌した文明が内から崩れていった悲劇の歴史を学び始めていたので、こういうことに興味があったのです。
犠牲を払うとき
コロナ禍の初期、2020年2月の新聞のコラムにドキッとしました。あなたは赤の他人が病気にならないために、自ら進んで生活様式を変え、旅行や外食、ショッピングを自粛しますかと問いかけ、「これは単なる医療の問題ではなく、自分のことより他人のことを優先できるかという問題だ」と述べていました。突然、美徳というものが紙面を飾ったのです。
声を上げる時
ある黒人女性は、キリスト教団体で30年間、誠実に働いていましたが、同僚は人種差別問題に話が及ぶと、皆、黙り込みました。しかし、2020年の春、この問題が世界中で公然と語られると、ついに彼らも話し始めました。彼女は複雑な心境でしたが、とりあえず前進だと思いました。しかし、今までの沈黙はなぜと不可解でした。
聖霊が教えてくれる
フランス軍がエジプト遠征に赴いたときのことです。宿営の防備を強化しようと砂漠を掘っていた兵士が、思いがけない大発見をしました。彼は石を見つけましたが、ただの石ではなく、ロゼッタストーンでした。そこにはプトレマイオス5世が発した勅令が3つの言語で書かれていました。現在、大英博物館の所蔵品であるこの石は、19世紀最大の考古学の発見のひとつで、ヒエログリフと呼ばれる古代エジプトの象形文字の謎を解く鍵となりました。
賢く生きる
無料の生前葬。そんなサービスを始めた会社が韓国にあります。2012年から現在に至るまで、2万5千人以上が合同生前葬に参加しました。10代の若者もいれば、60代の人もいます。この人たちは、死を考えることでより良い人生を送りたいと願ったそうです。会社の担当者は「人生を振り返ることで、感謝や赦しを呼び起こし、家族や友人の絆を強めます」と語ります。
神の印影が入った命令書
アグネスは牧師と結婚し、6年間、義母(牧師の妻)を模範に、完璧な牧師夫人になろうと努めました。また、牧師夫人なのだからと、作家や画家の活動は自粛しましたが、豊かな創造性を押し殺すことで、うつになり、自殺願望が芽生えました。近所の教会の牧師が手を差し伸べ、共に祈り、毎朝、2時間は文章を書くように促しました。それは「神の印影が入った命令書」を受け取ったようだったと、彼女は語ります。「私が私であるためには、神から与えられた創造性が、流れ出す水路が必要でした」と述べています。
初心者ガイド
母の急死がきっかけで、2016年にブログを始めました。人々が自分の人生に意味を見いだして励まされるようなことをしたかったのです。そこでまず、初心者ガイドを手に入れ、ブログの基本的なことを学びました。