Month: 9月 2022

物語は終わっていない

英国の刑事ドラマ『ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班』の最終回の視聴率は記録的でしたが、悪の勝利を示唆する後味の悪いエンディングに、多くのファンは失望しました。ある人は「正義が勝ってほしかった。そういう道徳的な結末が必要だ」と語りました。

人が必要な人

デイブ・キンドレッドは、スポーツライターとして殿堂入りを果たし、モハメド・アリの伝記も書きました。引退後、退屈しのぎに、地元の学校の女子バスケットボール部の試合に通い始めると、やがて記事を書いてネットに投稿するようになりました。母と孫が亡くなり、妻が脳卒中に倒れると、彼は、部活の選手たちに支えられていると感じました。「チームが私を救ってくれた。私の人生が暗転したとき、……彼女たちは光だった」と語っています。

生ける水

エクアドルから花束が送られてきましたが、しおれていました。しかし、説明書通りに水揚げすると、翌朝はすっかり生き返っていて、見たこともない花を楽しみました。これは、新鮮な水の力です。イエスの「生ける水」を想起させました。

分別のない行動

バスケットボール部の練習の後、友達の車を追走して飛ばしていました。しかし、大雨の中、ワイパーがフロントガラスを拭いて視界が開けた瞬間、友人のセダンが停車しているのが見えたのです。驚いて急ブレーキをかけると、車はスリップして大木に激突し、大破しました。数日後、病院の集中治療室で目覚めました。神の恵みで助かったのですが、無分別な行為の代償は小さくありませんでした。

想像力豊かな信仰

嵐の前ぶれの強風に白樺の若枝がなびいています。「ほら、おじいちゃん。木が神様に手を振ってるよ!」と、はしゃぐ孫の姿に笑みがこぼれました。同時に、自分にもあんな想像力豊かな信仰があるかしらと自問しました。

心を育む

スコットランドのグリーノックの小学校では、産休中の教員3名が2週間ごとに赤ちゃんを連れて来て、児童たちと交流します。児童たちは赤ん坊と遊ぶことで共感や思いやりを学びます。一番良い影響を受ける児童は、個別指導が必要な「ちょっと難しいタイプ」の子だといいます。子どもの世話をすることは大変だと知り、人を思いやることを学ぶのです。

大水から救い出す

天気予報の3倍以上の大雨が、2021年8月、テネシー州のウェイバリーで降り、数百件の家屋が倒壊し、20名の犠牲者が出ました。熟練のヘリコプターパイロット、ジョエル・ボイヤースの思いやりと高い技術が無かったなら、さらに多くの人命が失われていたでしょう。

ハレルヤ!

ヘンデルの「メサイア」は、毎年、世界中で何千回も演奏されている、最も有名なクラッシック音楽の一つです。驚くべきことに、ヘンデルは、わずか24日間でこれを完成させたといいますが、非常に壮大な作品です。演奏が始まってから約2時間後に歌われる「ハレルヤ・コーラス」で、クライマックスに達します。

私の居場所

過越の祭りは、ユダヤ人が神の救いの御業を祝う伝統行事です。お祝いの食事の後、教会の人たちは輪になって楽しそうに踊りました。バリーは微笑みながらそれを見つめ「これが、私の家族、私の居場所です。私が、愛し愛される場所、帰属意識を持てる場所です」と言いました。