神にある希望
アルコール依存の父親の家庭内暴力が原因で、パブロは10代で家を出ました。叔父の家に住んで高校を卒業し、結婚して3人の子どもに恵まれました。しかし、悲しいことに、自分が逃げ出した過去を繰り返してしまいました。アルコール依存と破壊的な行動によって、家族が引き裂かれ、妻子、家庭、仕事などを失いました。全てが崩れ去ったのです。「もともと過酷な人生だったが、更に悪くなった」と語ります。
神が備える助け
漁師のスコット・トンプソンは、新月の夜、サンタバーバラ海峡で船から落ちました。必死に泳いで船を追いましたがダメでした。それで遠くの石油プラットフォームを目指して暗黒の海を泳ぎました。疲れと寒さで希望を失いかけた時、近くで水しぶきの音がしました。アザラシです。そのアザラシは、彼の体に寄り添い、軽く触れたりして、前進させてくれました。スコットは、5時間かけて泳ぎ切り、あのアザラシは、自分を助けるために遣わされた「天使」だったと語りました。
聖なる道
初期の認知症と診断された頃、ジェニファーは文字を読むことに負担を感じていました。そこで、音声版の聖書を使い出しました。聖書を聴くと、知っている御言葉も新鮮に迫ってきました。例えば、彼女は道に迷ったり、人の顔が分からなくなったり、野生動物の幻覚を見たりして、不安や恐怖を覚えます。すると、イザヤ書35章8節の「その道は聖なる道と呼ばれ……」という箇所を聴いて、神の慰めを頂きます。「そこに、獅子はおらず 獣が上って来て襲いかかることもない。解き放たれた人々がそこを進み 主に贖(あがな)われた人々は帰って来る」(9-10節)と。
神に協力する
タリバンがアフガニスタンを制圧した2021年、多くの人が逃げ惑いました。それを見て行動を起こした普通の人もいます。例えば、ある青年は、国外脱出用のチャーター機の費用10億円相当を募るキャンペーンをSNSで行いました。彼は取材に「私たちは、政治的な違いを捨て、年齢・人種・宗教・社会的立場などに関係なく団結して、あの人たちを救いたいのです」と語りました。彼らは、騒然とした渦の中に飛び込むことを選んだのです。
神にフォーカスしよう
同僚が仕事の電話をかけてきました。体調はどうかと尋ねられたので、副鼻腔炎で薬も効かずつらいと答えました。すると彼女は祈ってもよいかと尋ねました。私がお願いすると30秒ほどの短い祈りをささげてくれました。私は「そういえば、祈っていなかった。痛みにばかり気を取られて、神にお願いしていなかったわ」と告白しました。
神は見守られる
夫が脳卒中で倒れ、サンの生活は激変しました。身体介護に加え、彼の感情の起伏を耐え忍ばなければなりません。彼女は17年間、夫を献身的に介護しました。しかし、彼が転倒して足腰が弱り、負担が増すと、もう限界でした。サンは介護うつになって「信仰がなくなったのか、もう神が見えない」と打ち明けました。
痛みの役割
人間の脳は1.2から1.5kgと非常に小さい器官ですが、ストレスにより、さらに小さくなるそうです。最近の研究によると、ストレスの蓄積で前頭前皮質が萎縮するといいます。この部分は、感情や衝動、社会性をつかさどっており、萎縮は、不安やうつ病につながります。これは、長年のストレスが与える悪影響を示しています。一方、朗報は、脳には可塑性(しなやかさ)があり、運動や瞑想、質の高い人間関係によって、再生・再編する、ということです。
待つ中で生まれる希望
米西海岸に住むアリダは2020年にDNA検査を受け、東海岸に住むある男性とかなりの確率で一致していると分かりました。その後、昔の新聞記事から、その男性は行方不明だったアリダの叔父のルイスだと判明しました。彼は1951年、6歳の時に公園で誘拐されて以来、行方不明でした。しかし、二人のDNA検査のおかげで、ルイスは、70年の時を経て、血のつながった親族と再会したのです。アリダは語ります。「私たちの話が世に出ることで、助けられる家族があるかもしれません。どうぞあきらめないで」
神に見守られている
インドネシア上空で、パイロットが眠ってしまいました。飛行機が巡航高度に達した後、機長は許可されている仮眠を取ったのですが、彼が目覚めると副操縦士も眠っていました。乗客乗員150人以上を乗せた飛行機は、約30分間、誰にも見守られず、上空約1万メートルを航行しました。しかし感謝なことに、何事もありませんでした。