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フリーマーケットの贈物

クリスマスプレゼントにお金をかけすぎていると感じた母親が、今年は、ちょっと工夫しようと決めました。数か月前からリサイクルショップやフリーマーケットを巡って、少額でいつも以上の数の贈物をそろえました。子どもたちはクリスマス・イブに次から次へと大はしゃぎで包みを開けました。そして翌日、さらなるプレゼント。新品でなくて気が咎めていたので、彼女は、クリスマスの当日用も準備しておいたのです。子どもたちは包みを開きながら文句を言いました。「ママったら、プレゼント多すぎ。開くの疲れちゃったよ。」こんな子どもの反応はめったにありません。

切りがない

フランク・ボーマンは月への最初のミッションの機長でしたが、月旅行に感動しなかったと言います。旅程は片道2日ずつでしたが、宇宙酔いで嘔吐しました。無重力状態に興奮したのは最初の30秒だけで、すぐにこんなものかと慣れてしまいました。間近に見る月は殺風景で、クレーターがあばたのようでした。乗組員が灰色の荒れ地を撮影した後は、すぐに退屈したそうです。

バックアップ

サムは個人年金口座を、毎日2回、必ず確認します。30年間掛け金を払い、株が上がったおかげで、やっと年金だけで暮らせる額になりましたが、株価が下がらなければの話です。それで不安なのです。

心の奥底の望み

ダンカンは、何はともあれ経済力だと考え、20代から野心的に働きました。有名なシリコンバレーの企業で出世し莫大な富を得ました。多額の預金、高級車、カリフォルニアの豪邸など、欲しいものすべてを手に入れました。にもかかわらず、彼は物凄く不幸でした。不安で満たされません。実際のところ、富は人生を悪くしたと言います。お金の山は、仲間や友情、喜びをもたらすどころか、頭痛の種になることの方が多かったのです。

モグラ叩き

緊急手術をして病気が治ったと思ったら、次々と請求書が届きました。執刀医、麻酔医、臨床検査、入院施設費…。「保険が下りても数十万円の借金です。これを払い終わるまでは安心して人生を楽しめません。ゲームセンターのモグラ叩きみたい。次から次へと出てくるのですから」と、米国在住のジェイソンは不平を言いました。

秘訣

飼い猫のヒースクリフは、重度のFOMOかもしれないと時々思います。FOMOとは、いい思いをするチャンスを逃すことへの恐れを指しますが、彼は、買い物袋に飛びついて中身を調べたり、野菜を切っているとおこぼれをねだったりします。しかし、もらうとすぐに興味を無くし、つまらなさそうな顔で立ち去るのです。しかし、その姿は現状に満足せず、「もっと、もっと」と常に求める私の姿を映しているのかもしれません。

神の前に富む

子どもの頃、大恐慌を経験した両親は、働き者で無駄遣いをしません。しかし、貪欲ではなく、教会や福祉団体、困っている人に気前よくお金や時間を与える賢い人でした。

行くよー、はい、行った!

いたずら好きのアーティスト、バンクシーは、またもやってくれました。ロンドンのサザビーズ・オークションハウスで、彼の作品「風船と少女」が1億5千万円で落札された時、「落札!」という競売人の大声に続いて警報器が鳴り、絵は額縁に仕掛けられたシュレッダーに滑り落ちて、半分が短冊状になりました。バンクシーは「行くよー、はい、行った!」 とタイトルをつけ、呆然とする入札者たちの写真をSNSに投稿しました。

貪欲を手放す

イソップ寓話に「少年とハシバミ」という話があります。少年はハシバミの実の入った壺に手を突っ込んで、がばっと掴みましたが、手が抜けません。ついに泣き出してしまいました。やがて、少し実を放しなさいと説得され、それに従うと、手を抜くことができました。貪欲を制するのが容易でない場合もありますが、それをいさめる話です。