相手の側に立つ伝道
若い牧師は毎朝、「今日、私を用いて誰かを祝福してください」と祈りました。嬉しいことに、そうした状況が頻繁に起こりました。彼は教会以外でも働かねばならなかったのですが、その職場の昼休み、同僚がイエスについて尋ねました。牧師は上から目線で相手を言い負かそうとせず、彼の質問に淡々と答えました。彼は、聖霊の導きに従って、暖かい普通の会話ができた、また、新しい友だちもできたと語りました。その友人は神について知りたがっています。
イエスにある新たな自分
息子は「私は以前の私ではありません。新しい人です」と学校の講演で語りました。彼は神に変えられました。薬物常用者だったので、以前は自分を落後者だと思っていました。しかし今は、神の子どもだと認識しています。
きらぼし
まず目についたのは、風俗店やギャンブル場。合法ハーブや危険ドラッグの取扱店、アダルトショップ、人の弱みにつけ込む弁護士の大きな広告。いかがわしい街を見たことは何度もありましたが、この町は桁違いでした。
ありえない贈り物
義母の誕生日にぴったりの贈り物を見つけました。彼女の誕生石のついたブレスレットです。完璧な贈り物が見つかると本当に嬉しいものです。しかし、その人に必要なものが、私たちの力の及ばないものだったらどうでしょう。心の平安や休息、または忍耐力を差し上げることができたら、と思うことがありませんか。それを買って、リボンをつけてプレゼントできたらと。
質問
アンは旧知の口腔外科医の診察を受けました。最後に「何か質問はありますか」と聞かれると「はい。先生は今週の日曜日、教会に行かれましたか」と尋ねました。教会に行かなくても批判するつもりはありません。ただ、信仰の話をするきっかけが欲しかったのです。
アンバサダー
企業はネット時代の熾烈(しれつ)な競争を勝ち抜こうと知恵を絞っています。例えば、米国のスバルです。スバルの車に乗る人は、リピーターになることで有名です。そこでスバルは、自社製品の愛用者を「アンバサダー」に任命する制度を作りました。ウェブサイトによると「スバル・アンバサダーはスバル車について無償で熱く語り、スバルというブランドの将来の一翼を担う選ばれた人たち」ということです。会社は、スバル車に乗っていることが自分らしさの現れという人、その喜びを誰かに話したくてしかたがない人を求めているのです。
いろいろなアプローチ
偉大な宣教師デービッド・リビングストンが始めた働きに関わることに興奮して、メアリー・スレッサーは、カラバル(今のナイジェリア南東部)に赴きました。1800年代終盤のことです。初めは宣教師の中で暮らして学校で教えましたが、やがて別の導きを感じました。当時としては珍しく、現地人のコミュニティに移り住んだのです。そして、彼らの言語を学び、生活様式を取り入れ、同じものを食べました。また、十数名の孤児を引き取りました。彼女は約40年間、その地に福音と希望を届けたのです。
生きる目的
妻を亡くし、隠居の身。子どもたちは巣立ち、家庭を持って忙しくしている。静かにぼんやりと日々をやり過ごしている。「もう十分に生きた。これといった目的もない。いつ天に召されてもいい」。ハロルドは娘にそう話していました。
メール、トラブル、勝利
世情不安や治安の悪さ、不衛生も何のそのと、ジミーは世界の最貧国で働く宣教師夫婦のもとに出かけました。悪戦苦闘は地元の仲間に届くショートメールから分かります。「みんな、祈って! この2時間で10キロしか進んでいない……車は10回以上もオーバーヒートした」。車のトラブルで、聖書の話を待っていた人たちのもとに到着したのは日付の変わる直前でした。彼らは5時間も待っていたのです。次は興奮したメッセージが届きました。「驚くほど素晴らしい交わりだったよ。……祈ってもらうために12人ほどの人が前に出てきた。すごく力をもらった!」