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知ることと愛すること

スポーツ記者で34歳のジョナサン・ジャークスは「僕の息子は君を知っている?」という手記を書き、末期がんの闘病と遺される妻と幼い息子に対する思いを綴りました。キリスト者のジャークスも父を早く亡くしました。彼は寡婦や孤児の世話を促すみことばを示し(出22:22、イザ1:17、ヤコ1:27)、「天国で会う時に僕が尋ねることはただ一つ。僕の息子と妻に良くしてくれた? ……息子は君のことを知っている?」だと友人たちに宛てて書きました。

おばあちゃんクジラ

研究者が「グラニー(おばあちゃん)」と名付けたシャチは、「孫」に対する自分の役割の重要性を知っていたようです。最近、母親を亡くした孤児のシャチはまだ自立しておらず、誰かの保護と支援が必要でした。そこで、80歳を過ぎたおばあちゃんが並んで泳ぎ、幼いシャチに生きる術を伝授しました。餌のサケを囲い込んでもすぐ食べず、「孫」に食べさせるだけでなく、何を捕るべきか、また、その居場所を教えたりします。

信仰の遺産

米国のキリスト者の場合、母と祖母が信仰継承に多大な影響を及ぼしたと、2019年の調査で明らかになりました。信仰を継承した人の約3分の2は母のおかげだと言い、3分の1は祖父母(主に祖母)の功績だと答えました。

重荷を軽くする

女性たちで聖研のグループを立ち上げた途端、次々と辛い出来事がメンバーを襲い、私たちは急速に親しくなりました。父親を亡くしたり、生まれた子が全聾(ぜんろう)だったり、離婚後の結婚記念日や我が子を救急搬送したことなど、どれを取っても、独りでは負いきれない苦悩です。皆がそれぞれに弱い立場だったことが、互いに対して心を開きやすくしたようです。少し前までは、よく知らない人たちだったのに、一緒に泣いたり、祈ったりするうちに、私たちは強い絆で結ばれました。

どう生きるか

私たち夫婦は10年間、不妊に悩んだ後、新天地で心機一転を図ることにしました。胸が躍る一方で、大好きなラジオの仕事は続けられませんでした。友人のリアムに「天職が何なのか、もう分からない」と打ち明けると、「ここで放送の仕事は?」と質問されました。していないと答えると「結婚生活はどう?」と尋ねられました。急な話題の転換に驚きながらも「うまくいっている。二人して辛い道を通ったけれども、この試練で夫婦の絆が深まった」と答えました。彼は笑顔で「絆は福音の核心だよ。世の中には君たちのように互いに誠実な夫婦が必要だ。何をするかではなく、どう生きるかで、十分に大きな影響を与えているよ」と言いました。