逆境を乗り越える
私たちは責任を持って各々の目標に取り組むために、月に一度会って報告会をしています。昨年のメアリーの目標は、年末までに食卓の椅子を修理することでした。彼女は11月の集まりで「椅子の修理に10か月と2時間かかった」と報告しました。必要な材料が何か月も調達できず、仕事と育児の両立に苦闘し、中々着手できなかったのですが、修理の作業時間は、たった2時間でした。
惜しみない愛の表現
夫のアランは、結婚記念日に必ず大きな花束をプレゼントしてくれます。しかし、彼がリストラされた年には、さすがに、この贅沢なプレゼントを期待していませんでした。ところが、その19回目の結婚記念日、色鮮やかな花束が、いつもどおり私を迎えてくれました。夫は恒例の愛の贈り物を買うために、毎月少しずつ貯金していてくれたのです。
自分のことを脇に置いて
芝生に倒れている巨木に比べて、そばに立っていた人たちは小人のようでした。杖をついた高齢の女性が、前夜の嵐がこの堂々としたニレの木を吹き倒したと言いました。唇をわなわな震わせ「美しい石の壁も壊れてしまったわ。結婚した時に主人が造った壁よ。ふたりして大好きだったのに。なくなってしまったわ。彼が逝ってしまったように」と嘆きました。
よそ者がよそ者を受け入れる
私たち夫婦は夫の姉の近くに住む必要があってシアトルの郊外に引っ越しました。見知らぬ土地で家も仕事もありません。地元の教会の人が大きな借家を見つけてくれたので、そこに住み、家主に許可を得て、いくつかの部屋を留学生に間貸ししました。それから3年間、よそ者の私たちが外国人を受け入れ、一つ屋根の下で寝食を共にしました。また、家の皆で聖書勉強会を開き、大勢の留学生たちと交わりました。
多くの賜物、ひとつの目的
トウモロコシは、私たちメキシコ人の主食です。トウモロコシには多くの種類があり、色も黄色、茶色、赤や黒、まだら模様のものもあります。しかし都会の人たちは、まだら模様のトウモロコシを食べません。レストランの経営者で研究者のアマド・ラミレスは、均一な物が良質な物だと思っているからだと説明します。しかし、まだら模様のトウモロコシは美味しく、トルティーヤを作るのに最高です。
隠された美
カリブ海に浮かぶトバゴ島の海岸で、水中眼鏡をつけるようにと子どもたちを説得しました。水面だけを見ると、我が家の近くの淡水湖と変わらないからです。しかし、水中眼鏡をつけて水中を観察し、戻って来ると「色んな種類のきれいな魚が沢山いるよ!こんなに色とりどりの魚、見たことない!」と子どもたちは興奮気味でした。彼らは、もう少しで、水面下の隠された美を見逃すところでした。
信仰を持って大胆に生きる
テキサス州のオースティンで初めて泊まるホテルに滞在しました。机の上にウエルカムカードがあり、そこには「ようこそ。あなたの旅が実りあるものになりますように、また当ホテルで安らぎの時を過ごせますようにと祈っています。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように!」とありました。
愛を示す
子どもと一緒に新しい日課を始めました。毎晩寝る前にキャンドルに火をつけ、色鉛筆を準備します。そして神に、私たちの道を照らしてくださるようにお願いし、日記を取り出し、次の2つの質問に絵または文章で答えます。今日、愛を示せたのはいつですか。今日、愛を示さなかったのはいつですか。
友の慰め
学校から娘が下半身を泥だらけにして帰って来たと話すある母親の記事がありました。娘によると、友だちがぬかるみで転んで足を痛めたのでクラスメイトが助けを呼びに行ったそうです。その間、彼女の幼い娘は、痛い足を抱えて泥の中に座っている友だちを不憫に思い、その隣に座って先生の到着を待っていたと言います。