つながっている
マデレイン・レングルは、週1回、母親と電話していましたが、母親の晩年には、より頻繁に電話をかけました。ただ声を聞くためです。マデレインはまた、自分の子どもたちが電話をしてくるのも好きでした。時には真剣な話題を語り合うこともありましたが、電話番号が変わっていないことを確認するためだけということもありました。彼女は、著書『水の上を歩く』の中で「子どもが親に連絡するのは良いことです。神の子である私たちが、天の父なるお方に連絡するのは良いことです」と書いています。
恵みと変化
凶悪事件の犯人が終身刑になりました。独房の中の年月、彼のたましいに癒やしと改心が始まり、ついに悔い改めて、イエスを救い主と信じるに至りました。最近は、他の受刑者との交流が一部、許可されています。神の恵みにより、彼の証しによって、キリスト信仰に導かれる受刑者も出現しました。彼らもまた救われたのです。
祈って進める
息子の手術の際、その人が執刀医であることに感謝しました。退職間近のベテランで、同じ症状の患者を何千人も診てきたからと家族を安心させてくださいました。その上、手術開始前には、最善の結果を与えてくださいと神に祈られました。本当にありがたいことでした。
話しかける神
知らない番号からの電話を、通常どおり留守番電話に切り替わるままにせず、出てしまいました。すると、電話の主は聖書の一節を伝えてもよいかと丁寧に尋ねました。そして、黙示録21章3-5節を読んで、神があなたの目から涙をことごとくぬぐってくださると言い、イエスが私たちの保証であり希望だと話しました。私もイエスを信じていると伝えると、彼は伝道目的ではないので、一緒に祈ろうと言いました。そして、神の力と励ましが私の上にあるように祈ってくれました。
神は聞いておられる
俳優で武道家のチャックは母の100歳の誕生日を祝い、自分の信仰は彼女の影響が大きいと語りました。彼は「母は忍耐と信仰の良き手本でした」と述べています。大恐慌の最中、3人の息子を育て上げ、最初の夫そして2度目の夫とも死別、息子や義理の息子、孫の死も経験しました。また、度々の手術も耐え抜きました。「母は時が良くても悪くても僕のために祈ってくれました。ハリウッドで堕落しそうになった時も、私の救いと成功を求めて祈ってくれました。神が私をあるべき姿に作り変えてくださるように祈ったのです。そのことを本当に感謝しています」
苦しい時に祈る
神学者のラッセル・ムーアは、ロシアの孤児院から養子を迎えました。その孤児院は、不気味なほど静かだったそうです。その理由は、どんなに泣いても何もしてもらえないので、やがて赤ん坊たちは泣くのをやめるからだと説明されました。
祈りのカード
文章セミナーの講師をしたとき、参加者のタミーが手書きのカードをくれました。彼女は、講師陣の経歴を読んで、各々に関する祈りをカードに記し、祈ってから渡しにきたとのことでした。私はその詳細な祈りに恐縮しつつ、神の励ましに感謝し、彼女のために祈りました。講座の期間中、疲れと痛みで辛かった時は、カードを読み返し、神から元気を頂きました。
恐怖の7分間
火星探査機「パーサヴィアランス」の関係者たちは、2021年2月18日、着陸時の「恐怖の7分間」を耐えていました。約4億7000キロメートルの旅を経て、この探査機は自ら複雑な着陸作業を行わなければなりません。火星から発信した信号が地球に届くには数分かかるため、着陸中の様子を把握することがNASAにはできないからです。多大な費用と労力をつぎ込んだ人々にとって、交信が途絶えることは恐怖でした。
嘆きから賛美へ
モニカは息子が神に立ち返るように熱心に祈りました。彼の自堕落な生活を嘆き、外国まで彼を追いかけることさえしました。息子の状況は救いようがないように見えました。しかし、ある日、それは起こりました。息子が神と劇的に出会ったのです。やがて彼は、偉大な神学者になりました。その人はヒッポの司教、聖アウグスティヌス(354-430年)です。