Category  |  神の愛と心配り

生きて働く信仰

サムの父親は軍事クーデターのために亡命を余儀なくされました。収入が突然絶たれ、病気の弟の薬代に困り、私たちが何をしたというのか、と、憤まんやるかたない気持ちでした。彼らの苦境を聞いたクリスチャンが、自分の払える範囲で薬を買って届けました。家族は見知らぬ人の親切に感動しました。母親は、「今度の日曜日、家族でこの人の教会に行きましょう」と言い、サムの怒りも徐々に収まりました。そして、家族がひとり、またひとりとイエスを信じたのです。

懲らしめる愛

娘が自分の部屋のドアをまた乱暴に閉めました。私はドライバーを手に彼女の部屋に行き、「かんしゃくは自分で制御しなくてはいけないよ」と優しく諭しました。そして、枠からドアを取り外し、倉庫に入れました。私の目的は、彼女に自制の重要性を学んでもらうことでした。

忘れられることはない

甥のジャレドは、過去の出来事の日付や曜日、何を着ていたかを詳細に思い出すことができます。「おじさん、僕を床屋とスーパーに連れて行ってくれた日のことを覚えている?僕はカーキ色のパンツに青のチェックのオックスフォードシャツ、紺のカーディガンを着て、茶色の靴下と茶色の靴を履いていた。2016年10月20日の木曜日だったよ。」彼は、自閉症のハンディを埋めて余りある驚異的な記憶力を持っているのです。

すべてに勝る神の愛

父から深夜にメールが届きアリッサは驚きました。それは両親の銀婚式のために、母にしてあげるべきことを記した内容でした。なぜ驚いたかというと、父親は10か月前に亡くなっていたからです。父は闘病中、記念日まで生きられないと悟り、メールの送信スケジュールをセットしていたのです。その上、それ以後の何年分もの誕生日や結婚記念日、バレンタインデーの花束を妻に贈るように手配し、支払いも済ませていました。

率直な会話

ララとデイブの夫婦は、妊娠は難しいと医者に言われました。ララは、気がつくと神さまに率直な気持ちを語っていたといいます。そんな語らいが何度かつづいた後、ふたりが牧師に相談すると、彼が養子縁組の仲介にかかわっていると知りました。1年後、ふたりは男の子を養子に迎えました。

抱き上げて運ぶ

ハリケーン・ドリアンが、2019年、バハマ諸島を襲い、かつてないほどの甚大な被害を与えました。目の不自由なブレントは、小児まひの息子を連れて自宅から避難しました。息子をそっと抱いて肩の上に乗せ、あごまで水につかりながら歩きました。

神の力を実感する

私と6歳の娘は床に座って、ガラスに反射する雷雨の稲光を見ていました。娘は「神さまってすごい!」と何度も繰り返し、私も同感でした。神の力を目の当たりにして自分がとても小さく感じられ、「光が分かれる道はどこか。東風が地の上で散り広がる道はどこか」というみことばを思い出しました(ヨブ38:24)。

神による修復の方法

ミュージカル「グレイテスト・ショーマン」の「フロム・ナウ・オン」という歌は感動的です。家族や友だちをどれほど傷つけていたかを悟った主人公が、古巣に戻り、自分は本当に幸せだったのだと喜び祝う歌です。

人生の嵐を乗り越えて

ジョン・F・ケネディ・ジュニアが操縦する小型機が、1999年7月16日、大西洋に墜落しました。事故の原因は、空間識失調と言われるよくある過失でした。視界が悪い時に起こりうる現象で、パイロットは状況を客観的に把握できる心理状態でなくなり、計器に頼って操縦することを怠ってしまうのです。