真実のために偵察する
自分の間違いに気付かず、自己の正しさを信じる傾向が、人にはありますが、それは「兵士の思考」があるからだと、ジュリア・ガレフは自著で語ります。それは、自分が信じているものを正当化し、それを脅かすものから守ろうとする心理ですが、より有益な考え方は「偵察者の思考」だといいます。偵察の主眼は、脅威の排除ではなく、完全な真実の探求です。きれいごとではなく、不都合でも、不愉快でも、何がそこにあるのかを正直な目で正確に理解したいと思います。このような考え方の人は、生涯にわたって理解を深めていける謙虚な心を持っているといえます。
神は行動される
エリンは真面目で勤勉な事務員でしたが、不正行為の嫌疑で、調査中は出勤停止になりました。会社を辞めて抗議しようかと思いましたが、辞めるとかえって怪しまれるので、調査結果を待った方がいいと忠告されました。それで退職を思いとどまり、神に正義を示してくださいと祈りました。数カ月後、彼女の無実が証明されました。
思いもよらぬ
犬の気持ちを飼い主に伝える便利グッズをご存じでしょうか。1万回以上の吠え方のデータに基づいて、犬の気持ちを解釈するのだそうです。本当の意味で犬語の翻訳をするわけではありませんが、ペットとのコミュニケーションを活性化させるのに役立つといいます。
聖書が啓示するもの
イギリスのグロスターシャー州で、1817年4月、異国風の姿でさまよう女性がいました。外国語らしき言葉を話しています。浮浪者だろうと収監されましたが、彼女はジャバス島の王女カラブーだと主張しました。人々はそれを信じ、10週間の間、彼女を王族として扱いましたが、寄宿舎の管理人がその正体を明かしました。彼女はメアリー・ウィルコックスという使用人だったのです
命にもまさる
修養会の最中に体調が悪くなり、夫たちがいる坂の上の礼拝堂に後から向かいました。薄暗い山道の木製の階段をゆっくり上り、崩れかけた丸太の上でたった一人立ち止まり一服しました。賛美歌が聞こえだすと「主よ、助けてください」と小声で祈り、ゆっくり歩いて小さな部屋を目指しました。治まらない疼痛(とうつう)の中で呼吸を整え、私の声を聞いてくださる神に感謝しました。
ろう者の心
手話が上手になりたくて、リーサはろう者の社会に飛び込み、彼らの実情を知りました。気まずく感じる健聴者たちに無視されたり、完璧な読唇術を求められたり、昇進の対象から外されたりします。手話が上達して、ろう者と自然に会話するようになると、彼女が健聴者だと知ったろう者が驚きました。友人は、「彼女はろう者の心を持っているのよ」と手話で語りました。
創造の御業に神を見る
神を信じられなくなって教会を去って数年後、ケニーは信仰の回復を礼拝で証ししました。きっかけは、神が被造物の構造や美しさを通して彼の心に触れられたことです。神の一般啓示が自然界に見られることに気付くと、神に対する畏怖の念がよみがえり、今では聖書の特別啓示による知恵をしっかり握りしめている、と言いました。彼はそう語ると洗礼のために進み出ました。牧師である彼の父は、涙を浮かべながら息子に洗礼を授けました。
ああベツレヘムよ
讃美歌21 267番「ああベツレヘムよ」は、米国の牧師フィリップス・ブルックスがベツレヘムを訪れた感動をもとに作られました。彼は遠く離れた日曜学校の子どもたちに次のように書き送りました。「クリスマスイブに、イエスがお生まれになった場所に近いベツレヘムの古い教会にいました。神をたたえる賛美が教会全体に何時間も響いていました。その歌声の中に、救い主のお生まれになった素晴らしい夜を互いに告げ知らせている皆さんの声が聞こえるような気がしました」
全てを知る神
神は全知のお方ですが、ウォールストリート・ジャーナル紙の記事は、国家安全保障局(NSA)も、私たちについてかなり知っているといいます。スマホを持つ人は「デジタル足跡」を残す「メタデータ」を生み出します。個々のデータは取るに足らずとも、それらが組み合わされ、分析されれば、「これまでに考案された中で最も強力な調査ツールの一つ」になるといいます。メタデータをたどれば、いつ、どこへ行ったか、ピンポイントで特定できます。