デイリーブレッド | デイリーブレッド公式サイト  - Part 33

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神を畏れる

恐怖症とは、特定の物事や状況に対して不合理な恐怖を感じることと定義されます。例えば、クモ恐怖症。風船恐怖症やチョコレート恐怖症というものもあります。世の中には400以上の恐怖症があるそうです。つまり、どんなものも恐怖の対象になり得るのです。

善行に富む

洗濯婦のオセオラ・マッカーティは、衣類を手洗いし、天日に干し、アイロンをかける、という70余年の重労働の後、86歳にしてようやく引退しました。そして地域の人が驚くことをしました。わずかな稼ぎの中からこつこつ貯めた預金、約2千百万円を、貧しい学生のための奨学金基金を創設するために近くの大学に寄付したのです。その無私の行動に数百人が触発されて寄付に加わり、総額は当初の3倍になりました。

礼拝の家

第2次世界大戦中に下院が爆撃された時、チャーチル首相は、元の形に再建すべきと述べました。鼻を突き合わせて議論できるように狭く、議員が中央で動き回れるように長方形に、と。これが右左両派が向かい合い、立場の変更は慎重な討議の後に、という英国の政党制度を維持しました。彼は「我々は建物の形を決めるが、その形が後々私たちの在り方を形成する」と述べました。

私を用いてください

ジェームズ・モリスは「読み書きはできないが温厚な平信徒」と言われていましたが、神は彼を用いてオーガスタス・トップレディをキリストの救いに導かれました。トップレディは不朽の賛美歌「千歳の岩よ」を書いた18世紀の牧師ですが、モリスの説教を聞いた時のことを次のように述懐しています。「私は、神を信じる一握りの人たちと納屋で会し、自分の名前さえ書けない人の説教を通して、神に近づくことができた。それは確かに神の御業で、驚くべきことだ」

新しくて確かなもの

友人のスーザンは3年間、生活必需品以外は自分のために何も買いませんでした。新型コロナウィルスの大流行のために収入が激減し、質素な暮らしを余儀なくされたのです。ある日、部屋を掃除していると、何とみすぼらしく、色あせた物ばかりかしらと思ったそうです。彼女は言います。「その時、新しいものを手にしたときのワクワク感が欲しい、と思ったの。くたびれて生気がないものに囲まれて、この先、楽しみは何もないかのように感じたのよね」

解放する神

リンカーン大統領の奴隷解放宣言から2年半が経ち、南軍はすでに降伏していましたがテキサス州は奴隷解放令に服しませんでした。しかし、1865年6月19日、北軍のグレンジャー将軍がテキサス州ガルベストンに入り、全奴隷を解放せよと命じました。自由の宣告を受けた人々の衝撃と喜びは、想像を絶します。

孤独な人の友

仕事でロンドンに移り住んだ当初、ホリー・クックには友だちがいなくて、週末は惨めでした。世界的な調査によると、ロンドンは憂うつな町の上位にランクされていて、市民の55パーセントが孤独だと答えています。隣国ポルトガルのリスボンではわずか10パーセントなのに……。ホリーは勇気を出し、つながりを求めて「ロンリー・ガールズ・クラブ」というSNSグループを立ち上げました。すると、約3万5千人が登録したのです。数週間ごとに開かれる少人数の集まりでは、公園でピクニック、絵画教室、アクセサリー作り、ディナー、さらには子犬の外遊びセッションなどが催されます。

気前よく与える信仰

数年前、私たちの教会は難民の受け入れを打診されました。何人かの教会員は、それに応じました。中には客間のない家に住んでいる人もいました。

癒やされる希望

脊椎損傷で半身不随の人に新たな希望が生まれました。ドイツの研究者たちが、神経の成長を刺激して筋肉と脳をつなぐ神経経路を再生する方法を発見したのです。この方法で身体がまひしたマウスを歩かせることができました。この治療法が人間にも安全で有効かどうかを検証する研究は、今後も続けられていきます。