警告という思いやり
インドネシアのスマトラ島が、2010年、大津波に襲われ、400人以上が亡くなりました。しかし、津波警報システムが機能していれば、死亡者はゼロか最小限に抑えられたはずでした。津波検知のブイは外れて流されていたのです。
国々が一つとなる
アメリカとカナダの国境線は水陸合わせて8千800キロメートル以上あり、世界最長です。国境線を明確に示すため、そこから両側に3メートルの幅で木を定期的に伐採します。この細長い伐採地は「スラッシュ」と呼ばれ、8千以上の石碑が点在しており、どこが境界線かは一目瞭然です。
物語を伝えなさい
リンカーン大統領の息子、ロバート・トッド・リンカーンは、3つの重大事件の現場に居合わせました。自分の父の臨終、そして、ガーフィールド、マッキンリー両大統領の暗殺現場です。
つながっている
マデレイン・レングルは、週1回、母親と電話していましたが、母親の晩年には、より頻繁に電話をかけました。ただ声を聞くためです。マデレインはまた、自分の子どもたちが電話をしてくるのも好きでした。時には真剣な話題を語り合うこともありましたが、電話番号が変わっていないことを確認するためだけということもありました。彼女は、著書『水の上を歩く』の中で「子どもが親に連絡するのは良いことです。神の子である私たちが、天の父なるお方に連絡するのは良いことです」と書いています。
愛のリーダーシップ
母グマが車の行き交う道路を4匹の元気な子グマと渡る動画をほほ笑ましく見ました。1匹ずつ口にくわえて渡るのですが、子グマは反対側に戻ってしまいます。忍耐強く何度も頑張って、母グマはついに無事に4匹の子グマを渡らせることができました。
愛を尊ぶために
マラソンは、肉体的にも精神的にも、自分を追い込み、押し出すように走ります。一方、14歳のスーザン・バーグマンが押して走るのは、兄ジェフリーの乗った車椅子です。ジェフリーは生後22ヶ月の時の心停止によって重度の障害があります。スーザンはクロスカントリーの練習や大会で自分の記録を犠牲にして兄と一緒に走ります。何という愛と犠牲でしょう。
信仰の種
昨春、庭の芝生のエアレーションをする前夜、強風が吹いてカエデの種が落ちました。エアレーションとは、固まった土に穴を開けて、土壌の通気を良くすることです。結果として、私は何百というカエデの種を庭に植え込んでしまい、たった2週間で、芝生の中にカエデの幼木の森ができていました。それを困ったものだと思って見ていたのですが、ふと、たった1本の木がこんなに多くの新しい命を生み出したと気付き、感動しました。
イエスのように愛する
ジョージア州アトランタの駅で、ワイシャツにフォーマルなパンツ姿の若い男性がベンチに座り、ネクタイを結ぼうと悪戦苦闘していました。初老の女性がその様子を見て、夫に手伝うように促しました。高齢の男性が、前かがみになって青年を助けていると、通りがかりの人が3人の様子を写真に撮りました。この写真がネットで拡散されると、多くの人が親切についてコメントしました。
赦しの力
宣教師17人が2021年、犯罪組織に誘拐されました。組織は全員を殺すと脅迫してきましたが、幸い、全員が逃げたり解放されたりして無事でした。彼らは安全が確保されると犯人たちにメッセージを送りました。「イエスはみことばとご自身の模範によって、愛の力は暴力に対する憎悪に勝ると教えられました。ですから、あなたがたに赦しの手を差し伸べます」