行動する愛
年配の男性が母子家庭の部屋の隣に住んで5年が経ちました。ある日、彼は隣人を心配して玄関のインターホンを鳴らしました。「1週間見かけなかったので、少し心配になって……。大丈夫ですか?」隣家の女性は父を早く亡くしていたので、自分たち家族を心配してくれる親切な人が隣にいることに感謝しました。
清めをもたらす告白
彼は、自らの死を悟った人に雇われます。その仕事は、故人が守り続けた秘密を葬儀で明かすことです。弔辞を中断させた経験もあります。彼の話をさえぎろうとする司式者に座るように促したこともあります。ある時、棺に眠る人は宝くじに当たって大金を得たことを誰にも言わず、事業に成功したかのように何十年も振舞っていた、と打ち明けました。不倫の事実を未亡人に告げたことは、何度もありました。これを身勝手というか、誠意というか、いったいどちらでしょう。しかし、確かに言えることは、故人は生前の罪から解放されたかったのです。
キリストの性質を反映する
猛烈な怒りでゆがんだ顔と罵倒されて傷ついた顔。二つの顔に圧倒されました。旧友同士の再会は、片方が相手の意見を非難して怒鳴り合いとなり、非難した方の人が荒々しくレストランを出ていきました。残された方は、屈辱で身を震わせていました。
キリストにある仕上げ人となる
バーバラは、ひ孫のイーサンにセーターを編んでいましたが、完成できずに亡くなりました。それを完成したのは「仕上げ人」です。彼女たちは手芸愛好家のボランティアで、制作途上で召された人と遺族をつなぎます。自分の時間と技術を差し出し、愛を込めて作品を仕上げることで、遺族の心は慰められます。
子どもの願い
孫娘エリアナが、7歳の時のことです。学校でグアテマラの児童養護施設のビデオを見ると、母親に言いました。「あそこに行って手伝わなくちゃ!」母親は、大きくなったら考えようと答えました。
イエスに献身した形跡
カリフォルニアの大学の科学者たちが、携帯電話利用者たちのスワブ検査(綿棒で採取した検体の分子検査)を行い、どんなことが解明できるかを探りました。すると、さまざまなことが判明しました。例えば、被験者が、どんなせっけん、ローション、シャンプー、化粧品を使用したか、食べ物、飲み物、薬の摂取、さらには、着ていた服の種類などです。それらは全て、個々の被験者の生活スタイルを示す形跡です。
ちょっとした方法で
がんになった時、イエスのもとに行く覚悟はできていたとエルシーは言います。しかし、回復しました。でも、動けなくなったのです。助かった目的は何だろうと思いました。そこで祈りました。「何ができるでしょう。お金も技術もなく、歩くことさえできません。神様、どうすれば、お役に立てるでしょう」と。
勝利のゴール
プロサッカーの国際的なスター選手、クリスティアン・アツは、2023年2月5日、トルコで行われた試合で決勝ゴールを決めました。子ども時分は、母国ガーナで、裸足で走りながらサッカーを覚えたそうです。彼はキリスト者で、「イエスは僕の人生に起こった最高の出来事」と語りました。自分の信仰を率直に語り、聖書の一節をSNSに投稿したり、孤児のための学校に資金援助をしたりなど、信仰を行動に移す人でした。しかし、勝利のゴールの翌日、アンタキア市を大地震が襲いました。クリスティアンが住んでいた建物は倒壊し、彼は救い主のもとへ旅立ちました。
分断されない
ティファニー・ゴルソン博士は、イリノイ州イースト・セントルイスで、治安の悪さが町に与える影響を見てきました。しかし2023年までに、犯罪率が殺人で31%、全体でも37%減少したのです。何が起きたのでしょう。市の治安改善グループに、州と市の警察、市内の園および学校、宗教団体などが参加し、市民のために協力した結果、流れが変わったのです。