Category  |  キリストのために生きる

指標となる言葉

著名な神学者J.I.パッカーは、2020年、94歳の誕生日を目前に召天しました。代表作「神について」(初版1973年、邦訳版1978年)は、150万部以上を売り上げています。彼は聖書の権威とイエス中心という弟子の生き方を真面目に貫くように教えました。晩年、教会に宛てての遺言を問われて「全ての道で主に栄光を帰すように」と簡潔に答えました。

ただの運転手

習い事が終わった娘が、車中で「パパ、今晩、友だちの家に泊まりに行ってもいい?」と尋ねると、私は言いました。「そうだなあ……パパはただの運転手だから、今晩の予定は分からない。ママに聞いてみよう」

有意義な人生

母の告別式のために、母が生まれてから亡くなるまでの月日を適切に表せる言葉を下さい、と祈りました。そして、親子関係の良かった時、そうでなかった時を振り返りました。私がイエスに変えられたのを見て、自分もイエスの救いにあずかりたいと言ってくれた時のことも。神の助けによって、親子で信仰を育めたこと、また、母に祈られ、励まされ、親切にされたと言う人たちの存在にも感謝しました。母は完璧な人ではありませんが、有意義な人生を送りました。つまり、イエスのために良い生き方をしました。

何歳であっても

テキサス州の81歳の女性2人が、80日間の世界一周旅行をしたと、大きく報道されました。彼女たちは、20年来の親友で、海外経験は豊かでしたが、今回は、全七大陸を制覇しました。南極大陸を出発し、アルゼンチンでタンゴを踊り、エジプトでラクダに乗り、北極では、そり滑りをしました。ザンビア、インド、ネパール、インドネシア、日本、イタリアなど、18カ国を巡り、オーストラリアが終点でした。二人は、年齢に関係なく世界を見て歩こうと皆を鼓舞したかったと言います。

イエスに仕える

エリザベス・フライは、19世紀初頭、ロンドンの女性刑務所の環境に衝撃を受けました。受刑者とその子どもたちは、すし詰め状態で冷たい石の床に寝具もなく横たわり、水道の蛇口からはジン(酒類)が出ていました。彼女は、衣服を与え、学校を始め、聖書を教え、何年もかけて改革しました。しかし、最大の影響力は、その深い愛情と希望のメッセージだったそうです。

何の関わりがありますか

幼いめいが「あの子はぶどう味のあめなのに、どうして私はいちご味なの?」と尋ねました。子どもは自分のもらった物と他人のもらった物を比較しがちです。それをずっと前におい、めいから学び、彼らを溺愛する叔母として、適切な判断をしなければと考えています。

素晴らしい成果

コリーンはスクールバスのバス停まで子どもたちを迎えに行きますが、毎日違う仮装をしたり、仮面を付けたりしています。始めてもう3年になりますが、皆が明るい気分になります。運転手は「バスの子どもたちは大喜び。ほほえましいかぎりです」と語ります。コリーンの子どもたちも嬉しそうです。

イエスにすがる

オフィスビルの吹き抜けの階段で突然めまいがしました。階段がぐるぐる回り、動悸(どうき)がして足がすくみました。必死で手すりにすがりつきました。貧血症と診断され、今は完治しましたが、あの日の辛さを忘れられません。ですから、イエスに触れた女性はすごいと思います。彼女は弱った身体を引きずって群衆をかき分けただけでなく、信仰で勇気を奮い起こし、イエスに近づいたのです(マタ9:20-22)。彼女が恐れるのは当然でした。彼女の状態は律法ではけがれとされ、そのけがれを他者に移すなら、厳しく裁かれる可能性がありました(レビ15:25-27)。しかし、「この方の衣に触れさえすれば」という思いが、彼女を前に進ませました。21節で「触れる」と訳されたギリシャ語は、単なる接触ではなく「しがみつく」または「密着させる」という強い意味を含んでいます。彼女はイエスにすがりました。このお方なら癒やせると信じていたのです。

最もなさそうな

ハリウッド映画のスパイは高級スポーツカーを乗り回すかっこいい人ですが、実際は真逆だと元CIA長官のジョナ・メンデスは語ります。スパイは影が薄いそうです。平凡で目立たなく、人の記憶に残らない人が望ましいと言います。最高の諜報(ちょうほう)員は全然それらしくない人です。