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すべての人の必要に応じて

雑誌「ザ・ニューヨーカー」によれば、有名人は商品で、約150万円で某人気歌手と会ったり、約120万円で著名なシェフの家で12人の友人と昼食を食べたりすることができると言います。

のぞみ

マグニチュード9.0の巨大地震が2011年3月、東北地方を襲い、2016年3月時点で、震災による死者・行方不明者は震災関連死を除いて18,455人、建物の全壊・半壊は合わせて400,326戸が確認されています。この悲劇の中、クリスチャンの女性が、個人の尊厳と持続的な収入、地域社会の再生と維持を目的とした「のぞみプロジェクト」をスタートさせました。参加者たちは女性で、壊れた家や瓦礫の中から見つけた陶器の破片をアクセサリーに加工して販売し、生計を立てると同時に、信仰のあかしをしています。

新しい人

高校生のグループがジャマイカの老人ホームを慰問したとき、部屋の隅に寂しげな人がいました。障がいのために寝たきりで、彼の世界はベッドの上だけでした。

自由を感謝する

ニュージーランドの報道カメラマンのオラフ・ワイイグ氏は、誘拐され13日間監禁されました。彼は解放されると、満面に笑みを湛えてこう言いました。「今ほど生きていると実感したことはありません。」

花を咲かせるとき

昨年の春、裏庭のバラの茂みを切ってしまおうと決めました。この家に住んで3年、ほとんど花をつけない上に枝が伸び放題です。ところが、忙しくて実行できないでいるとすごい勢いで咲き始め甘い香りを放ちました。

生かされて

父は若い頃、友だちといっしょにスポーツイベントへ出かけようとして交通事故に遭いました。彼らの車のタイヤが、雨に濡れた路面でスリップして大きな事故になったのです。ひとりが亡くなり、もうひとりは重症を負って身体障がい者になりました。父も死亡したと思われて、身体が死体安置所に運ばれました。祖父母は知らせを聞いて、大きなショックを受けました。そして悲しみながら、身元確認のために身体が安置されている場所にやって来ました。ところがそのとき、父は深い昏睡状態から覚め、息を吹き返したのです。両親の悲しみは一転して喜びに変わりました。

恩寵のリズム

友人夫婦は90歳代で、結婚して66年になりますが、家族のために自分史を書きました。最終章「父と母からの手紙」には、彼らが学んだ大切な教訓が記されています。そのひとつはこうです。「キリスト教は忙しくて疲れると感じるなら、それは宗教活動でありイエスと親しく交わっていることではありません。キリストと歩むなら疲弊しません。生気を回復し、人生に活力が与えられます」(マタ11:28-29)。

指輪と恵み

自分の手を見ると、婚約指輪と結婚指輪を失くしてしまったのだと改めて悲しくなります。別のこともしながら旅の支度をしていて、気づいたら指輪がありません。どこに消えたのか未だに全く分かりません。

神の呼びかけ

ある朝、私の娘は息子をあやそうと、少しだけ携帯電話を持たせました。するとすぐさま私の携帯が鳴り、受話器の向こうに孫の声が聞こえました。どうやら偶然、私の電話番号の短縮ボタンを押したようです。孫は生後11か月ですが、私の声が分かったようです。私は彼に大好きだよと話しかけ、私たちは「おしゃべり」をしました。それは忘れがたい思い出です。