全ての賛美にふさわしい
多くの人はフェランテ&タイシャーは史上最高のピアノデュオだと言うでしょう。息のぴったり合った絶妙な演奏は、手は4本だが心は一つと称されました。その音楽を聴くと、彼らが完璧な作品を仕上げるために多大な努力をしたことが分かります。
主には尊い
父は厳しく冷たい人だったとミンは言います。病気で医者に診てもらうことさえ面倒くさがられました。大人の口げんかを耳にして、父はミンの中絶を望んでいたと知りました。望まれない存在という思いは成人しても続きました。クリスチャンになっても、神を人生の主だとは思うのですが、父だとは思えなかったのです。
水に流すという選択
道路は凍っているようには見えなかったのですが、運転していた小型トラックがスリップして左右に大きく揺れました。そして蛇行すると、5メートルの崖から宙を舞いました。私はとっさに「飛んでる! すごいぞ! でも死ぬんだな」と思いました。次の瞬間、車は斜面に衝突し、下まで転落しました。私は運転席から這い出ました。かすり傷一つなく。
神に迎えられる
マイアミ大学アメリカンフットボール部のシャーマン・スミス監督は、ディランド・マッカロー選手を息子のように愛しました。父親を知らなかったマッカローはスミスを敬愛し、彼のような人になろうと努めました。そして、20年以上が経ちました。生みの母を探し出したマッカローは「父親の名はシャーマン・スミス」と聞かされたのです。スミスは自分に息子がいたことに、マッカローは父のように慕った人が実父だったことに驚がくしました。
神の救出
その無償の英雄的な行為から、彼を「守護天使」と呼ぶ人がいました。ジェイク・マナは、ソーラーパネルの設置工事をしていましたが、5歳の少女が行方不明になったと聞いて捜索に加わりました。近所の人たちが庭や車庫の中を探し回る一方で、彼は、近くの森に続く小道に入り、泥沼にどっぷりはまっている少女を見つけました。彼は慎重に沼の中を進んで行き、泥だらけの少女を無事引き上げました。少女の母親は心から感謝しました。
灰の代わりに頭の飾りを
コロラド州のマーシャルで発生した州史上最悪の火災の後、ある団体が被災者の大切な物を探し出す活動をしました。しかし、被災者たちの願いもむなしく、ほとんど何も見つかりませんでした。ある男性は静かに結婚指輪の話をしました。2階の寝室の鏡台の上に置いたそうです。家は焼失し、中の物は焼けるか溶けるかして、地下室のあった辺りでがれきになっています。寝室があった辺りを捜索班が探しましたが、成果はありませんでした。
神はあなたの名を呼ぶ
ナタリアは学校に行かせてもらう約束で外国に行きましたが、住み込んだ家の父親から身体的、性的な虐待を受けました。家事と子守りを無給でさせられ、外出も電話の使用も止められました。彼女は奴隷になったのです。
難民をもてなす
戦禍を逃れてベルリン駅に着いた多くのウクライナの女性と子どもたちは驚きました。あなたに避難場所を提供すると書いた紙を手に、多くのドイツ人家族が待っていたのです。「我が家は2人、受け入れ可能!」「大部屋あります」。なぜこんな親切をするのかと尋ねられた女性は、ナチスから逃げた母と同じような境遇の人を助けたいと答えました。
感謝を忘れる
ギィー、ガァー、ギィー、ガァー。激しい雨の中、ワイパーのきしむ音が私をさらに苛立たせました。生活に必要な現金を調達するために、私は、より安全な愛車を手放し、走行距離約13万キロメートル、子供用の側突エアバッグも付いていない古い中古車を買いました。その時までに貯金は底をつき、自宅も手放していました。生命にかかわる病気の医療費が健康保険では支払われず、家計がひっ迫していました。「神さま、もうたくさんです」と、私は大声で言いました。「横から当たられたら、子どもたちを守ることもできない。何かあったら、どうしてくれるんですか。」