旅立ちを呼びかける声
若い頃、高校時代の彼と結婚すると思っていました。しかし、別れてしまい、漠然とした未来が広がっているようで、何をすべきか悩みました。やがて、他者に仕えることで神に仕えるように導かれていると感じ、神学大学院に入学しました。それは、自分の家族や友人、故郷を後にするということでした。神の召しに応えるために、旅立たなければならなかったのです。
予想外の変化
フェーン現象によって1943年1月、サウスダコタ州スピアフィッシュでは、わずか2分間のうちに、気温がマイナス20度から7度に上昇しました。実に27度の温度差です。また米国で24時間に最も変動した気温は、マイナス48度から9度で、1972年1月15日、モンタナ州ロマの記録です。実に57度の変動です。
神の真実
偉大なライオンのアスランが長い沈黙の後、再び現れたと聞くと、ナルニアは沸き立ちます。C.S.ルイス著『ナルニア国物語』の「ライオンと魔女」の話です。しかし、彼が邪悪な白い魔女の要求をのむと、喜びは悲しみに変わります。ところがアスランの敗北と見える状況で、ナルニアは彼の力を体験します。耳をつんざくアスランの雄叫びに、魔女は恐怖で逃げ出したのです。万事休すに見えましたが、アスランが魔女より偉大なことが最終的に証明されました。
美しい時
灰色の空に冬枯れの木々、薄っすら積もった雪の下にのぞく茶色い草。今日もうっとうしい真冬の景色が広がっていると思っていたある朝、珍しいことが起きました。霜が降りて、すべてが氷の結晶でおおわれていました。暗く生命感のない風景は、太陽の光でまばゆく輝く美しい景色に変わっていました。
行くよー、はい、行った!
いたずら好きのアーティスト、バンクシーは、またもやってくれました。ロンドンのサザビーズ・オークションハウスで、彼の作品「風船と少女」が1億5千万円で落札された時、「落札!」という競売人の大声に続いて警報器が鳴り、絵は額縁に仕掛けられたシュレッダーに滑り落ちて、半分が短冊状になりました。バンクシーは「行くよー、はい、行った!」 とタイトルをつけ、呆然とする入札者たちの写真をSNSに投稿しました。
亀と一緒に待つ
秋になり、冬の到来を予感するとニシキガメは池に潜り、腐葉土と泥の中に身を埋めます。首を甲羅に引っ込め、微動だにせず、心拍も消え入るほど遅くなります。体温は凍る手前まで下がり、呼吸も止まります。泥に埋まり、骨のカルシウムが血液に溶け出て外形が崩れ出すまで、6か月の間、じっと待っています。そして池の水がぬるむと、ニシキガメは浮上して、再び呼吸を始めます。骨は新たに形成され、甲羅は太陽の暖かさを感じます。
竜巻ハンター
報道写真家で竜巻ハンターのウォレン・フェイドリーは、竜巻を追いかけることは、数千キロ四方の大地で三次元チェスをするようなものだと語ります。「砂嵐やソフトボール大の雹、ゆっくり舞う農機具をよけながら、タイミングよくその場に居合わせるのは、予知とナビゲー ションのシンフォニーだ」と言います。
ドラゴン地帯
言い伝えによると、中世の地図の端には「ドラゴン地帯」と書かれていたそうです。それは、当時の世界の果てで、待ち伏せている恐ろしい獣の絵が添えられていることもあったそうです。
斜塔
イタリアのピサの斜塔について聞いたことがあるでしょう。しかし、サンフランシスコの斜塔についてはどうですか。それは58階建のミレニアム・タワーで、2008年にサンフランシスコの中心部に建てられましたが、実は少し傾いています。