ドラゴン地帯
言い伝えによると、中世の地図の端には「ドラゴン地帯」と書かれていたそうです。それは、当時の世界の果てで、待ち伏せている恐ろしい獣の絵が添えられていることもあったそうです。
斜塔
イタリアのピサの斜塔について聞いたことがあるでしょう。しかし、サンフランシスコの斜塔についてはどうですか。それは58階建のミレニアム・タワーで、2008年にサンフランシスコの中心部に建てられましたが、実は少し傾いています。
計画的な欠陥
エルサレムの東に湧く泉があります。その泉は、古代エルサレムの唯一の水源で城壁の外にありました。それがこの都市の最大の弱点でした。その城壁がいかに堅固でも、その泉がせき止められたなら、エルサレムは降伏するしかありません。城壁の外の泉とは、そういうことを意味していました。
失敗はありえない
米国の公民権運動家スーザン・B・アンソニー(1820年-1906年)は、女性の平等な権利のための辣腕な活動家で「失敗はありえない」と語りました。絶えざる批判、不法投票による逮捕、裁判、有罪判決にもかかわらず、女性参政権という大義は正しいと信じて、決してあきらめないと心に誓いました。彼女は自分の働きの実を見ることなく他界しましたが、その信念が正しかったことは歴史が証明します。1920年、合衆国憲法修正第19条の批准により、米国の女性は投票する権利を獲得しました。
恐れに打ち勝つ
その男性は32年間、恐れに支配されていました。罪を犯し、逮捕を恐れて納屋に隠れました。どこへも行かず、誰にも会わず、母親の葬儀にさえ出席しませんでした。64歳になった時、実は被害届が出ていなかったと知りました。刑務所行きの可能性は確かにありましたが、それに対する恐れが、彼の人生を支配したのです。
どこまでも助けてくださる
ダグ・マーキーの彫刻「非情な信頼」(Ruthless Trust)は、木の十字架にすがる青銅の人物像です。彼は「常にあるべき人生の形、つまり、キリストと福音に頼ることが、何者にも絶対にじゃまされないことを簡潔に表した」と言います。
私たちを導く灯
古代のランプの展示を美術館で見ていると、イスラエルのランプもありました。装飾を施された楕円形の粘土の容器には燃料と芯のために2ヶ所の開口部があります。これらは当時、主に壁のくぼみに置かれましたが、大きさは手のひらサイズです。
希望はあるのか
エドワード・ペイソン(1783年-1827年)の人生は災難つづきでした。弟の死、双極性障害の苦しみ、連日の偏頭痛。その上、落馬事故の後遺症で腕は麻痺し、結核で死にかけました。しかし、彼は人生をあきらめませんでした。死後、友人たちは、彼が喜びに満ちていたと言いました。なぜでしょう。
うるわしい重荷
まだ30分も眠っていないのに、真っ暗な中、目が覚めました。すぐには寝付けないでしょう。友人の夫に癌が再発したと知らされたのです。今度は脳と脊椎です。彼らを思って苦悶しました。何という重荷でしょう。しかし、夜通し祈りつづけて、平安な気持ちになりました。友人夫婦のために「うるわしい重荷」を担うと感じたのでしょうか。