心配という雑草を抜く
庭のプランターに2、3の種をまいて、水をやるたびに良く観察し、発芽を心待ちにしていました。10日から2週間で芽を出すとのことで、少し経つと、2、3枚の緑色の葉っぱが土から顔を出しました。ところが、それは雑草だと夫が言うので、私のワクワク感は消えてしまいました。肝心の植物の成長を守るために雑草はすぐに抜かなければなりません。
静まれ
アイソレーション・タンクは不安やストレスを軽減する目的で心理療法に用いられると読んだことがありました。その中に座ると、身体が水の上に心地よく浮かび、室内が暗くなってソフトなBGMが止みました。こんな体験は初めてです。世界の混沌(こんとん)が収まったかのようで、自分を取り戻したように感じました。不安が消え、元気が回復しました。静寂には力があるとあらためて認識しました。
静寂が必要
ウエストバージニア州グリーンバンクは、起伏に富んだアパラチア山脈沿いの小さな町です。何の変哲もありませんが、ある一点だけ違っています。住民142人全員がWi-Fiにつながっていないのです。グリーンバンク天文台の電波望遠鏡は常に作動しているので、これに対する電波障害を防ぐために、近隣ではWi-Fiや携帯電話の使用が制限されています。グリーンバンクは、北米で最も電波が静寂な地域といえます。
つながっている
マデレイン・レングルは、週1回、母親と電話していましたが、母親の晩年には、より頻繁に電話をかけました。ただ声を聞くためです。マデレインはまた、自分の子どもたちが電話をしてくるのも好きでした。時には真剣な話題を語り合うこともありましたが、電話番号が変わっていないことを確認するためだけということもありました。彼女は、著書『水の上を歩く』の中で「子どもが親に連絡するのは良いことです。神の子である私たちが、天の父なるお方に連絡するのは良いことです」と書いています。
心のオアシス
アンドリューは家族とサファリ旅行にケニアへ行き、低木林の中の小さな湖で、キリン、ウシカモシカ、カバ、水鳥などを見ました。皆がこの命の源である水辺にやってきます。彼は動物が行ったり来たりするのを見ていて、聖書は聖なる水飲み場のようだと思いました。聖書は、知恵や手引きの源というだけでなく、さまざまな状況の人の渇きを癒やし、元気を回復させるオアシスだと思いました。
レースを走る
米国のナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手生命は短く、平均で3.3年です。ところが、トム・ブレイディは、2021年、44歳で22回目のシーズンを迎えました。彼が食生活やトレーニングを厳格に管理することは有名です。これが競争力の維持に寄与しているのでしょう。ブレイディはスーパーボウルを7度制覇。「史上最高」と呼ばれました。完璧を一途に追い求め、生活の全てをフットボールに捧げなければ得られなかった称号です。
十分な時間
友人の本棚にトルストイの『戦争と平和』の全巻が並んでいるのを見て、私は全巻を読んでいないと告白しました。彼は笑いながら「定年で教職から退いたとき、『読める時間がやっとできたね』と、友人がプレゼントしてくれたのだよ」と言いました。
神をさがせ!
マーティン・ハンドフォードが1987年に発表した絵本、『ウォーリーをさがせ!』のウォーリーは、赤と白の縞柄のシャツ、同じ柄の靴下と帽子、ジーンズ、茶色のブーツ、そして眼鏡を身に着けています。ハンドフォードは、大勢の人がいるにぎやかなイラストの中にウォーリーを巧妙に隠しています。簡単には見つかりませんが、作者は必ず見つけることができると読者に約束しています。神を探すことは、ウォーリーを探すこととは違いますが、神は、必ず見つかると約束しておられます。
罪に気づく
孫たちが庭の雑草取りをしてくれました。最年少の孫は、「根っこから抜いたわ」と、株を手にご満悦です。彼女は、その日、庭をきれいにすると嬉しいという体験をしましたが、雑草を抜くと決意しなければ、この喜びは味わえません。