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イエスだと分かる

カルロッタには相貌失認(そうぼうしつにん)という障害があり、人の顔を見分けたり覚えたりできません。イエスの復活後、エルサレムを出立した二人の弟子は、まさにカルロッタの状況でした。忘れるはずのない人に出会ったのに、その人を認識できなかったのです。

ガス欠

私のミニバンには航続可能距離表示があって、ガソリンがなくなるまでの走行距離を予想してくれます。給油なしであとどれぐらい走れるかを正確に知ることは、立ち往生しないために大切なので便利な機能です。

大胆な選択

フランコ・ゼフィレッリ監督の映画『ロミオとジュリエット』は絶賛されましたが、彼はその準備の過程で主役の2人に無名の俳優を起用するという大胆な決定をしました。シェークスピアの原作の年齢に合わせるべきだと、ロミオ役に17歳のレナード・ホワイティング、ジュリエット役に16歳のオリビア・ハッセーを抜てきしたのです。

根拠のない不安

ジュリアは、不幸な子ども時代の経験から、大切な人に捨てられると感じます。しかし、祈りとカウンセリングによって、より健全な方法で対処できるようになりました。「愛してる、決して離れない」という夫のショートメッセージを度々見返します。夫の愛という光に照らして、自分の不安を見るようにしていると語ります。「彼の言葉にうそはないから、そのまま受け取る」と自分に言い聞かせています。

晩餐のアリストテレス

アリストテレスは、友人同士は対等なので神々の友になれる人はいないと言いました。天上の地位を捨てて人間と同じ低い身分になる神などいないと。しかしイエスは天の御座を後にして人と同じ者になられました(フィリ2:6-8、コロ1:16)。また、最後の晩餐(ばんさん)(マタ26:26-35)の席では、弟子たちに向かって、今後は彼らを友と呼ぶと言われました(ヨハ15:15)。もしアリストテレスがそこにいたならば、どう感じたでしょう。

キリストの光の内を歩む

ティムは、夜のホテルの部屋はずいぶん暗く、夜中に起きて歩くとつまずきそうだと思いました。しかし、実際はセンサーが装備されていて、人が起きて歩き出すと足元を照らしてくれるのです。

隣人を愛する

夏の嵐で隣から木の枝が飛んできて家の外壁が破損しました。庭には折れた枝や木の葉が散乱しています。一日の大半を庭の掃除に費やしながら、「うちには木なんかないのになぁ」と笑って乗り越えようとしました。本当です。1メートルに満たない松が3本あるだけで大木はありません。近隣の家の庭木のせいで後始末に追われているのです。

独りではない

私は長年、さまざまな理由で孤独と闘う人たちの祈りの友になってきました。家族の訪問もない高齢者施設で暮らす人、独りぼっちの自宅が嫌で毎日出歩いている人、悩みを打ち明けられる相手がいない牧師、世間から孤立している家のない人などです。

とこしえに真実なお方

米国史上最悪の森林火災の一つと言われるのは、ウィスコンシン州北東部のペシュティーゴ火災です。有名なシカゴ大火の同夜(1871年10月8日)に発生したせいであまり知られていませんが、シカゴ大火より数百人以上多くの死者を出しました。ペシュティーゴは急成長中の製材業の町で、木造建築が建ち並んでいました。猛火は突風にあおられ、1時間も経たない間に町を焼き尽くしました。後に残ったのは焦げた陶器やレンガ窯などでしたが、その中に何と小さな開いたままの聖書があります。表紙は焦げ、熱でページは炭化していますが、原型を留めています。それは現在、市内の博物館に展示されています。