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神と格闘

夫の死後、長年の友人から手紙が届きました。「アランは、まるでヤコブ。神と格闘する人でした。今、私がクリスチャンなのは、それによるところが大きいです」。夫は生涯、自分と葛藤し、答えを求めて、神と格闘しました。神を愛する一方で、神が自分を愛し、赦(ゆる)し、祈りを聞かれるという信仰が、揺らぐときがありました。しかし、彼の人生にも祝福はあり、多くの人に良い影響を与えました。

天の父を呼ぶ

米国のハリー・トルーマン大統領が、第2次世界大戦の終結を宣言した数分後、ミズーリ州グランドビューの小さな家の電話が鳴り、92歳の女性が席を立ちました。「もしもし。ええ、元気よ。はい、はい、ずっとラジオを聴いていたわ。できればこっちにも来てちょうだい。それじゃあね」。そして、客のところに戻ると、「今のは息子のハリー。素晴らしい子よ。電話があると思ったわ。何かが決着すると、いつも電話をくれるから」と言いました。

人生を変革する神の賜物

学生向けの聖書の学び会で、聖書を手渡しながら、神のみことばは人生を変えますと伝えました。すると、数人がヨハネの福音書を一緒に読んで学ぶと約束してくれました。私たち夫婦は聖書を教える一方で、自分で聖書を読むことも勧めました。十数年後、グループの1人に再会しました。彼女は「頂いた聖書を今でも使っています」と語り、信仰が証しされていました。

みんなでキャンプを

私たちは西アフリカの広大な星空の下でキャンプをしました。乾季にテントは不要ですが火は極めて重要です。父は「絶対に消してはいけない」と言って、たき火の世話をしました。ヒョウやヘビに周りをうろつかれては大変です。火が野生動物を遠ざけてくれるのです。父はガーナに派遣された宣教師で、あらゆることを教育の機会に変える達人で、キャンプも例外ではありませんでした。

神の意向によって仕える

アンドリュー・カードは、ブッシュ米大統領の首席補佐官でしたが、ホワイトハウスにおける自身の役割について次のように語りました。「各スタッフの部屋には『大統領の意向によって仕える』という額が掛かっています。『仕える』とは、歓心を買うという意味ではありません。大統領が職務を遂行するために必要なことを知ってもらうために奉仕するという意味です」。大統領の職務とは国の統治です。

何の関わりがありますか

幼いめいが「あの子はぶどう味のあめなのに、どうして私はいちご味なの?」と尋ねました。子どもは自分のもらった物と他人のもらった物を比較しがちです。それをずっと前におい、めいから学び、彼らを溺愛する叔母として、適切な判断をしなければと考えています。

あなたは愛されている

少女アリーは「ほんとに悲しい。誰も遊んでくれない。たった一人の友だちもいなくなった。毎日泣いてる」と公園の木片に書き残しました。それを見つけた誰かが、チョークを側に置いて、「アリーへのメッセージを書いて」と記しました。近所の学校の生徒たちが、「愛しているよ」「神さまは愛しているよ」「あなたは愛された者!」など、たくさんの応援メッセージを書きました。校長は言いました。「これはちょっとした行為ですが、彼女に手を差し伸べ、心の空洞を埋める一助になるかもしれません。アリーとは私たちのことです。誰もが、どこかの時点で、悲しみを経験するのです」

希望の未来を見る

ハリケーン・カトリーナの被災地、ニューオリンズの復興は、遅々としていました。最大の被災地の一つ、ロウワー・ナインス・ワードには、2005年以降、生活必需品さえ手近で購入できません。バーネル・コトロンは、それを変えようと、2014年11月、被災後初の食料品店をオープンしました。コトロン氏は語ります。「この物件を購入した時、ばかじゃないかと皆が言いました。でも、最初のお客さんは『近所を行き来する生活がまさか戻ってくるなんて!』と涙を流したのです」。彼の母親は「私には見えていなかったものが、息子には見えたのです。彼の挑戦を嬉しく思います」と述べました。

巡礼

信仰はさまざまですが、毎年、世界で2億人以上の人が、巡礼の旅をするといいます。古今東西、巡礼者の目的は、寺や大聖堂などの神聖な場所を訪れ、何らかの祝福を得ることです。