共に助け合う
ミシガン州チェルシー市の人気書店セレンディピティ・ブックストアーは、店舗拡張が必要でした。店主は近所に2倍の面積の物件を見つけましたが、休業も箱詰めもせず、迅速に移転したいと思いました。それで、地元の人たちに助けを求めると、何と300人以上が現れました。彼らは一列に並んで9100冊の本をバケツリレーし、引っ越しを2時間で完了させました。店主は言いました。「この店は、地域のものです。地域の方々が、店のオーナーなのです」。この時、人々は平等な立場で働きました。
御力を頼りにする
タングステンは、矛盾した金属です。最高の引張強度を有し、引きちぎることは非常に困難な一方で、ミード・メタル社のウェブサイトによると「衝撃で粉々になるもろい金属」だからです。自然界に存在する最強の金属であるタングステンに、それほどの脆弱(ぜいじゃく)性があるとは、まことに興味深いことです。
愛の季節
著名な造園設計家、ピート・アウドルフの設計した庭は、冬枯れても魅力的です。美は、花だけでなく、多くの意外な物に宿ると彼は語ります。異論もあるでしょうが、「枯れた植物(休眠中)が好きだと言った瞬間、問題が生じる。なぜなら、人は枯れた植物が好きではないからだ」と述べています。
神の栄光と威厳
ロンドンのバンケティング・ハウスの壮麗な天井画は、チャールズ1世の命を受けたルーベンス卿によって、1629年より5年の歳月をかけて描かれました。そこには、チャールズの父ジェームズ1世の功績をたたえる女神ミネルバや鷲の翼に乗って天へ運ばれていくジェームズ自身が描かれています。この絵の目的は、彼ら父子の統治を神の統治と思わせることでした。この晩さん会場に集った客たちは、天井を見上げ、チャールズや彼の父は、事実上、神であるという、王の明確なメッセージを受け取りました。
緑のペストリーと神の臨在
孫が泊まった夜のことです。彼の聖書の詩編23編にしおりが挟まれていたので、読もうと言うと、前に読んだ箇所だと言います。新しい発見があるかもしれないよ、と言うと、彼は読み出しました。「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを緑のペストリーに休ませ……」私はすぐに、パイやタルトのお菓子じゃないよ、「パスチャー」、牧場だよ、と説明しました。実は日中、おやつのペストリーを買ったのです。ベーカリーは楽しい休息の場所、というのが、彼の解釈のようでした。
神のもとに駆け寄ろう
エイドリアン・シマンカスは、チリのマゼラン海峡で父親とカヤックをしていましたが、あっと思った瞬間、ザトウクジラに飲み込まれてしまいました。「死ぬのだと思いました」と、24歳の青年は語ります。しかし、数秒後、クジラは彼を冷たい海に吐き出しました。彼は救命胴衣を着けていたので、水面に浮かび、父親に助けられました。
神の愛で解放される
首にかけたアホウドリ、という言葉を聞いたことがありますか。その由来は、サミュエル・コールリッジの有名な詩『老水夫の歌』にあり、まとわりつく罪悪感を意味します。詩の中で、ある水夫が無害で人懐っこいアホウドリを撃ち殺します。仲間の水夫たちは、彼の悪行で航海は呪われると考え、彼を罰しました。鳥の死骸を首にかけさせたのです。
音楽の力
アーネスト・シャクルトン卿以下27人の隊員の願いもむなしく、乗船中のエンデュアランス号は、暗黒の氷海に沈みました。1915年11月21日のことです。彼らは、故国から一万数千キロ離れた南極海に浮かぶ氷の上に取り残されました。後年、隊員たちは、生還に役立ったものについて語りましたが、その中に、バンジョーがありました。気象学者のレオナルド・ハッセーが約5キロのウィンザー社製バンジョーを持ち込んでいました。隊員に許可された私物の重量は2ポンド(約1kg)だったにもかかわらず、シャクルトンが「これは心の薬だ。我々にはそれが必要だろう」と言ったからです。隊員の日記は、音楽の力を伝えています。ある人は「バンジョーは脳の糧」、別の人は「ハッセーの不可欠なバンジョー」と。
人の役割、神の役割
シンガポールには、人々の寄付に応じて、政府が同額またはそれ以上の額を上乗せする制度があります。その目的は、人々がより積極的に慈善事業に関わるようになることです。