入口は一つ
近所の食堂は人種差別的な風習に染まっていました。1950年代後半から1960年代のことです。コックのメアリーや洗い場担当の私など、キッチンスタッフは黒人でした。店内で飲食できるのは白人だけで、黒人の客は食べ物を注文した後、それを勝手口で受け取らなければなりません。このような規則は、その時代の不平等を助長していました。あの当時から状況はずいぶん改善されましたが、神の似姿に創造された人同士として両者が人間関係を築いていくためには、まだまだ前進が必要です。
キリスト、まことの光
夫は光の方に行こうと言いました。日曜日の午後、都会の大きな病院に入院している友人を見舞ったのですが、構内で迷子になりました。休日の病院に人影はありません。薄暗い廊下をウロウロしていると、やっと人に会いました。その人は途方に暮れている私たちに「廊下はどれも似ていますが、出口はこちらです」と教えてくれました。指示どおりに行くと出口が見つかり、やっと明るい場所に出られました。
庭で
父は、神の造られた自然を愛し、キャンプや釣り、石の収集などを好みました。また、庭いじりも楽しみました。しかし、これは重労働です。枝の剪定(せんてい)や、土起こし、種植えや苗植え、草抜き、芝刈り、水やりと、膨大な時間を費やします。しかし、手入れの行き届いた芝生、おいしいトマト、美しいバラなど、十分に価値がありました。バラは毎年、強剪定します。すると翌年には、より美しく、かぐわしく成長しました。
第一に
一日が走り出しました。ベッドから飛び起き、その日の仕事に取り掛かります。子どもたちを学校に送って職場に行き、すごい勢いでやることリストを作りました。仕事とプライベート両方のすべきことが、雪崩のように襲ってきます。……13.雑誌記事の編集、14.事務所の掃除、15.戦略会議、16.ブログの更新、17.地下室の掃除、18.祈り。ここまで来て、神の助けが必要だと思い出しました。しかし、これほど追い詰められるまで、自分の勢いだけで頑張っているとは気付きませんでした。
ありえない贈り物
義母の誕生日にぴったりの贈り物を見つけました。彼女の誕生石のついたブレスレットです。完璧な贈り物が見つかると本当に嬉しいものです。しかし、その人に必要なものが、私たちの力の及ばないものだったらどうでしょう。心の平安や休息、または忍耐力を差し上げることができたら、と思うことがありませんか。それを買って、リボンをつけてプレゼントできたらと。
全幅の信頼
ある冬の朝、ブラインドを開けて驚きました。霧の壁です。天気予報によると、それは「着氷性の霧」というものです。この地域ではまれですが、さらなる驚きは、1時間後には晴天という予報でした。私は夫に「あり得ない。一寸先も見えないのに」と言いました。しかし、1時間も経たないうちに霧は晴れ、澄んだ青空になりました。
心の目を開いてください
超早産児として2001年に生まれたクリストファー・ダフリーは、里親制度を通して叔母家族の養子になりました。盲目で自閉症とも診断されましたが、4歳の時、絶対音感があると分かりました。6年後には教会で「我が心の目を開いてください」を歌い、その様子を数百万人がネット動画で視聴しました。2020年、ダフリー氏は障害者擁護の活動家になりました。そして、神のご計画に心の目を開き、無限の可能性を証明し続けています。
いのちを見つける
ブレットがキリスト教系大学で聖書を専攻するのは自然な成り行きでした。クリスチャンに囲まれて育ってきたからです。牧師になりたいとさえ思っていました。
最もなさそうな
ハリウッド映画のスパイは高級スポーツカーを乗り回すかっこいい人ですが、実際は真逆だと元CIA長官のジョナ・メンデスは語ります。スパイは影が薄いそうです。平凡で目立たなく、人の記憶に残らない人が望ましいと言います。最高の諜報(ちょうほう)員は全然それらしくない人です。