祈るときには必ず
マルコム・クラウトは、2021年、英国のエリザベス女王より、モーンディ・マネー(洗足日下賜金)を授与されました。当時、100歳。生涯で千冊の聖書を配った功績によるものです。彼は聖書を贈った全ての人の名前を記録し、その人たちのために常に祈っていました。
御霊に満たされる
作家のスコット・マクナイトは、高校生の時、聖霊に「降参します」と宣言して、イエスを己の人生の王にしなさい、と聖会で促されました。そして「父よ、私の罪をお赦(ゆる)しください。聖霊よ、私の中に入って、私を満たしてください」と、一人祈ったそうです。彼は語ります。「その瞬間から私は変わりました。完全になったのではありません。でも、変わりました」。聖書を読み、祈り、同じ信仰の人と会い、神に仕えたいと、突然、願うようになったのです。
静寂の部屋
静寂を求める人に最適な部屋が米国ミネソタ州ミネアポリスにあります。オーフィールド研究所の無響室(反響の無い部屋)は、全ての音の99.99%を吸収し、「地球上で最も静かな場所」と呼ばれています。この部屋を体験したい人は、音の無い状態に精神がやられないように座ったままでいなければなりません。この部屋で45分以上過ごせた人は、いまだ無いそうです。
正しい行いをする
刑務所から手紙が来て驚きました。我が家では介助犬候補の子犬たちを預かっていますが、その1匹が「卒業」して、職業実習中の受刑者から訓練を受けていました。手紙は担当の「ジェイソン」からです。彼は過去を後悔しつつも次のように述べました。「スニッカーは、私が訓練した17匹目の犬で、最高です。犬に見つめられると、やっとまともなことができていると思います」
生きる目的
妻を亡くし、隠居の身。子どもたちは巣立ち、家庭を持って忙しくしている。静かにぼんやりと日々をやり過ごしている。「もう十分に生きた。これといった目的もない。いつ天に召されてもいい」。ハロルドは娘にそう話していました。
祈りと変革
旧東ドイツのライプツィヒのニコライ教会で1982年、月曜日の祈り会が始まりました。クリスチャン・フューラー牧師と一握りの人たちは、何年も、冷戦下の世界と抑圧的な東ドイツの体制の中で、平和のために祈りました。共産党は教会を監視していましたが、参加者が教会の門の外にあふれるまでは気にしませんでした。1989年10月9日、7万人が平和的な抗議デモに参加し、6千人の警察官が不測の事態に備えて待機しました。混乱は起こりませんでしたが、この日が分岐点だったと歴史家は語ります。ベルリンの壁が崩壊したのは1カ月後のことでした。世界の大きな変化が祈り会から始まったのです。
日々力を頂いて
美しい祈りの本『あらゆる瞬間が神聖』には、料理や洗濯などの平凡な仕事に関する祈りが収められています。作家G.K.チェスタトンの言葉を思い出しました。「あなたは食前の祈りをします。それは良いことです。しかし、私はスケッチをしたり、絵を描いたり、泳いだり、フェンシングやボクシングをしたり、散歩したり、遊んだり、踊ったりする前にも祈ります。そして、ペンをインクに浸す前にも、もちろん祈ります」
道義的責任
友人をちらっと見て、私と同じく、恐れていると分かりました。2人が10代の頃のことです。キャンプで悪さをして、リーダーに呼び出されました。私たちの父親をよく知る人で、「お父さんを悲しませることをしたのだよ」と、静かにきっぱり言いました。私たちは道義的責任を突きつけられ、穴があったら入りたいと思いました。
洗ってください
融雪剤のせいで車がひどく汚れたので洗車場に向かいましたが、多くの人が同じことをしたようです。そこは長蛇の列でした。しかし、待っただけのことはありました。車はピカピカ、長く待たせたおわびにと、代金は無料でした。