ブラザー・アンドリュー
国境警備兵が近づいて来る間、アンドリューは度々した祈りを再びささげました。「主よ、あなたは盲目の目を開かれました。今、見える目を盲目にしてください」。兵士は車内を調べましたが、荷物の中の聖書には手を出しませんでした。彼は国境を通過し、聖書を届けました。「ブラザー・アンドリュー」と呼ばれたアンドリュー・ファン・デル・バイエルの活動は、神の力を信じ、キリスト信仰が非合法の国々に聖書を密輸する至難の業でした。しかし、彼は、自分は高い教育も豊富な資金も持たない普通の人で、「私のしたことは誰にでもできます」と語りました。彼の「オープン・ドアーズ」の働きは広がり、今日も世界の迫害されているキリスト者に仕えています。
神は見ておられる
ミシガン州は毎年、巨木探しコンテストを開きます。地元の140億本の中で最も古くて大きい、ランドマークとして誇れる木を見つけるのです。優勝すると、ただの木は、特別な木に格上げされます。その木は、その辺の林で、気付かれるのをじっと待っているのです。
私たちの物語
小さな銀のピンバッジを「思い出の箱」から取り出しました。それは10週目の胎児の足のサイズと形です。最初の子どもを流産した時、早期流産で不幸中の幸いと言われましたが、その言葉に本当に傷つきました。胎児の足は、お腹の中の心臓の鼓動と同じくらいリアルだったのに。しかし神に感謝します。神は、私をうつ状態から解放してくださり、子を失くした親を慰めるために私を用いられました。私たち夫婦は、流産から20年以上経って、その子どもを「カイ」と名付けました。いくつかの言語で「喜び」という意味です。喪失の痛みは消えませんが、神が心を癒やしてくださり、あの経験を人助けにお用いくださっています。
信仰による承諾
新しい仕事を打診されましたが、気が進みませんでした。難しくて力不足だと思ったからです。しかし、祈ってみことばや信仰の友の助言を求めると、神のみこころは引き受けることのようでした。神の助けがあることも、みことばで再確認しました。それで承諾しましたが、まだ不安でした。
イエスの品性
イギリス軍の軍曹スコットは、アフガニスタンの過酷な戦闘によって心身を病みました。当時、自分は闇の中にいたと語ります。しかし、イエスと出会い、このお方に従い出すと彼は劇的に変わりました。今では、主の愛を皆に、特に「インヴィクタス・ゲーム」で競い合う人々に分かち合おうとしています。「インヴィクタス・ゲーム」とは、負傷や退役をした元兵士たちが競う国際スポーツイベントです。
神の武具
私たち夫婦の趣味はサイクリングです。1年の走行距離は何百キロにもなります。自転車の旅を楽しむために、妻の自転車には走行距離計、前後のライト、私の自転車にはボトルホルダーなどの装備品を付けています。実際、これらがなくても、問題なく毎日走ることができます。追加の装備品は便利ですが、不可欠ではありません。
小さな奇跡
内気なデーブが、結婚式を控えた私たちにプレゼントをくれました。二人で包みを開けると、木目のそろった楕円の板に「神の奇跡には小さなものもある」と手彫りの文字。それは、45年間、我が家に飾られ、神が小さなものの中で働かれていることを何度も思い出させてくれました。家賃や光熱費が払える、食事ができる、風邪が癒やされる。それは全て、我が家の必要に応え続けてくださった神の大きな御業の一部です。
捜索救難活動
知り合い数人は、悪天候の予報が外れることを願って、プレジャーボートで英仏海峡に向かいました。しかし、強風と高波で危険を感じ、無線で王立救命艇協会(通称RNLI)に救助を求めました。不安な時間の後、遠くに救助船が見えると、もう大丈夫だと思い安堵(あんど)しました。後に、その一人が感謝しながらこう言っています。「人が海のルールを守るか否かにかかわらず、RNLIは救助にやって来てくれる」と。
素晴らしい友
母と裏に住むサンチェス夫人は、仲良し、そして、ライバルです。毎週月曜日、どちらが先に洗濯物を干すかを競います。「負けた!」と言った次の週は、母が先に干します。二人は競争を楽しみ、長い間、両家の間の通路を共同で使うだけでなく、互いの知恵や体験、希望も共有してきました。