へたったテント
ケニアのナイロビにいる牧師で友人のポールが、「私たちのテントはへたってきた」と書いていました。この教会は、2015年からテントのような場所で礼拝してきました。そして今、「このテントは古くなって、雨漏りがする」のだそうです。
永遠のいのち
映画『エバーラスティング~時をさまようタック~』の中で、アンガス・タックが言います。「ウィニー、恐れるべきは死ではなく、実りのない生だ」。この台詞の肝は、タック一族は不老不死で、アンガスは死ねないという点です。青年ジェシー・タックはウィニーと恋に落ち、ずっと一緒にいたいから「君も不死になって」と懇願します。しかし、賢明な父アンガスは、死ななければ幸せというわけではないと悟っていました。
信頼し続ける
早朝独りのとき、心配性の性格が悪さをします。それで洗面所の鏡にハドソン・テイラーの言葉を貼りました。「神は生きておられる。聖書の中で話をされている。神は真実を語り、約束を必ず守られる」
笑いという頂き物
コメディアンのジョン・ブラニアンは語りました。「笑いを発明したのは人間ではない。笑いは(神に)もらったものだ。人生を生き抜くために笑いは必要だと神は知っておられた。人生には苦難、悩み、また、何かが起きることもある。笑いは頂き物なんだ」
雑草を育てる
この春、庭の雑草が伸びてひどいことになりました。特に1本はとても大きく、無理に引き抜こうとすると腰を痛めると思いました。そこで、すきを取って戻ってくると、娘が水をやっているではありませんか。「なんで雑草に水をやるんだ?!」と叫ぶと、彼女はニンマリ笑って 「どれくらい大きくなるか見たいもの」と言いました。
いつくしみ深い神
若い牧師が悩んでいたので、思い切って、祈っているかと尋ねました。使徒パウロの言葉どおり、絶えず祈っていますか、と。彼は苦々しげに「祈りをまだ信じているかどうか分からない」と打ち明けました。眉をひそめ「というか、神は聞いておられるのだろうか。世の中がこんなふうなのに」と言いました。彼は自分で主の働きを建て上げようとし、挫折していました。なぜでしょう。残念なことに、神を拒絶していたからです。
手放す
アウグスティヌスは自伝『告白』で、イエスを信じるまでの紆余(うよ)曲折を記しています。ある時、皇帝を褒めそやす演説のために宮殿に向かっていると、路上で物乞いが酔っ払って、冗談を言いながら大笑いしていました。自分は心にもないお世辞を言わなければならないのに、彼は大した努力もせず、ずる賢い仕事から得るうたかたの幸せを手にしていると思いました。それで成功のためにあくせくするのをやめました。しかし、情欲と性的不品行が、彼を捕えていました。罪と決別する決心無くしてイエスのもとには行けません。それで「わたしに貞潔と節制を与えてください、でも今すぐにではありません」と祈りました。
短すぎるひも
マーガレット叔母さんはまれに見る倹約家でした。姪たちが遺品整理をすると、引き出しから小袋に分別されたひもが出てきました。「短すぎて使えないひも」とラベルが貼ってあります。なぜ使えない物を丁寧にしまっておいたのでしょう。ひどく貧乏だったことがあったのかもしれません。
イエスのように愛する
ジョージア州アトランタの駅で、ワイシャツにフォーマルなパンツ姿の若い男性がベンチに座り、ネクタイを結ぼうと悪戦苦闘していました。初老の女性がその様子を見て、夫に手伝うように促しました。高齢の男性が、前かがみになって青年を助けていると、通りがかりの人が3人の様子を写真に撮りました。この写真がネットで拡散されると、多くの人が親切についてコメントしました。