日々、より頼む
ある土曜日の朝、早く起きた幼い子どもたちは、自分たちで朝食の準備をすることにしました。私たち夫婦は、忙しかった1週間の疲れもあり、7時までは寝ていようと思っていたのです。ところが、突然、大きな音がしたのでベッドから飛び起き、急いで1階に降りてみると、床一面に割れた食器のかけらとオートミールが散らばり、5歳のジョナスが、必死で床を拭いていました(かえって汚れが広がっていました)。子どもたちは、お腹を空かせていましたが、助けを求めず、自分たちで何とかすると決めたのです。依存ではなく自立を選択しましたが、今回はうまくいきませんでした。
クリスマスの光
クリスマスツリーは、燃えているように見えました。 電飾ではなく、火のついたろうそくで、ツリーが飾られていたからです。私たち家族は、伝統的なドイツのクリスマスのお祝いに招待されました。昔ながらのデザートや本物のろうそくの炎で飾られたツリーを楽しみました(安全のために、切り出した新鮮な木を使い、ろうそくの灯も、一晩限りです)。
どう生きるか
私たち夫婦は10年間、不妊に悩んだ後、新天地で心機一転を図ることにしました。胸が躍る一方で、大好きなラジオの仕事は続けられませんでした。友人のリアムに「天職が何なのか、もう分からない」と打ち明けると、「ここで放送の仕事は?」と質問されました。していないと答えると「結婚生活はどう?」と尋ねられました。急な話題の転換に驚きながらも「うまくいっている。二人して辛い道を通ったけれども、この試練で夫婦の絆が深まった」と答えました。彼は笑顔で「絆は福音の核心だよ。世の中には君たちのように互いに誠実な夫婦が必要だ。何をするかではなく、どう生きるかで、十分に大きな影響を与えているよ」と言いました。
互いに励まし合う
持病の痛みに悩まされる日が続き、誰とも話したくありません。何も考えられず、祈ることさえできません。信仰が揺れ、落ち込みました。テレビをつけると、少女が幼い弟に「あなたはチャンピオンよ」と語りかけるCMが映りました。少女が励まし続けると、弟は満面の笑みになり、私も嬉しくなりました。
美し過ぎて
新生児室の窓越しに生まれたての赤ん坊を初めて見たとき、無知で若輩の私は、しわしわで、頭は細長く、毛もない姿に戸惑いました。しかし、そばにいた赤ん坊の母親は、「かわいいでしょう?」と、しきりに自慢しています。若い父親が女の赤ちゃんに「美し過ぎて」を優しく歌う動画を見て、あの日の光景を思い出しました。うっとり見つめる彼にとって、この子ほど美しい被造物は、この世に存在しないのです。
悔い改めの報い
グレイディはちまたで「くず」と呼ばれ、車のナンバープレートにもそう記していました。そして中年の賭博師、詐欺師、不倫男にふさわしいあだ名だと自負していたのです。破産してお先真っ暗、神から遠く離れていました。しかしある晩、神の御霊にお前は罪人だと迫られたのです。彼は墓場まで持っていくつもりだった己の罪を告白し、イエスに赦しを乞いました。彼は妻に「俺は救われたと思うよ」と語りました。かつては40歳まで生きないだろうと思われていた人が、イエスを信じ、神に仕えて30年経ちました。ナンバープレートの装飾も「悔い改めよ」に変えました。
望みと願い
アメリカからイギリスに移り住むと、感謝祭の祝日が、11月の普通の木曜日になりました。週末は特別なごちそうにしましたが、家族や友だちと過ごす休日を懐かしく思いました。そんな気持ちは、私だけのものではありません。祝祭日や特別な日は、大切な人と一緒に過ごしたいものです。そして、祝宴の最中でも、亡くなった人をしのんだり、疎遠になってしまった人を思って祈ったりします。
未来は神に委ねる
ラズロ・ヘニエイツは、2010年、仮想通貨のビットコインで初めて買い物をしました。ピザ2枚(2,000円相当)を買って1万ビットコインを支払いました。これを2021年のビットコインの最高値で換算すると500億円になります。ラズロはビットコインの価格が急騰する以前、これでピザを買い続け、総額10万ビットコインを支払っています。もし全てを貯めていれば60兆円を超える財産となって、フォーブズ誌の長者番付に名を連ねていたでしょう。未来を予知できていたなら……。
行いに表れる信仰
竜巻が、2021年の6月の夕刻、ある地区を襲い、1棟の納屋が倒壊しました。それは1800年代から受け継がれた納屋だったので、その家の人にとっては悲しい出来事でした。翌朝、教会に車で向かっていたジョンとバーブは、倒壊した納屋を発見し、何かできないかと考えました。車を止めて家の人に尋ねると、片付けの手伝いが必要とのことでした。2人は家に舞い戻り着替えて再訪すると、丸1日かけて、散乱した瓦れきやごみの片付けを手伝いました。2人は、人助けという行動で信仰を表しました。