Category  |  信仰

普通の人々の集団

著名な哲学者のハンナ・アーレント(1906-1975年)は、「人間というものは、強大な権力を持つ君主に抵抗し、ひれ伏すことを拒める、と分かっている……一方、大衆に抵抗できる人は実のところほとんどいないと分かった。間違った方向に導かれている普通の人々の集団を前に、独りで立ち上がり、彼らの無慈悲な熱狂に対峙できる人はいない」と書きました。ユダヤ人のアーレントは、母国ドイツでこれを体験しました。

話の続き

ポール・ハーヴェイは、アメリカで60年以上も親しまれたラジオのニュースキャスターです。「皆さんもご存じのあのニュース。少しお待ちください。この後、話の続きをお伝えします」と優雅な語り口で始まる番組が人気で、短いコマーシャルの後に、有名人の秘話が続きました。しかし、名前などは最後まで明かされません。そして「さて、さて」の後に絶妙の間があって「もうお分かりですね。それが話の続きです」という決まり文句で楽しく終わりました。

獅子の穴から出る

タヘアとドーニャ夫婦は、危険を知りながらイエスを信じました。実際、タヘアは目隠しに手錠をかけられて連行され、棄教の罪で起訴されました。裁判の前、二人はイエスを裏切らないと誓いました。しかし、刑の宣告は驚きでした。裁判長はこう言ったのです。「なぜか分らないが、君を鯨と獅子の口から出したい」。タヘアは、神が働かれていると確信しました。さもなくば、裁判長が聖書を引用した理由を説明できるでしょうか(ヨナ2章、ダニ6章)。タヘアは釈放され、その後、家族と亡命しました。

贖い主

礼拝説教に合わせてライブペインティングがありました。牧師の私が、出来上がった美しい絵に黒い線を引くと、会衆はギョッとしました。一方、画家は涼しい顔で筆を取ると、それをすばらしい絵画に作り変えました。

本物のイエス

読書会が始まって小説のあらすじの説明がありましたが、ジョアンには話の流れも登場人物も全く覚えがありません。やがて、間違えて課題図書と似た題名のノンフィクションを読んだからだと気付きました。その別の本も確かに面白かったのですが、正しい本を読んだ仲間たちと意見交換することはできませんでした。

圧倒的な勝利者

夫が少年野球の監督をしていた時のことです。打ち上げパーティーをすると、最年少のダスティンが「今日は負けたんじゃないの?」と言いました。「ええ。でも、みんながベストを尽くしたことが誇らしいの」「でも負けたよね」私はうなずきました。「なのになぜ、勝ったように感じるの?」私は「それはね、あなたが勝利者だから」と笑顔で答えました。

あなたはどなたですか?

ルイス・ロドリゲスはコカインを売って16歳で服役し、成人すると今度は殺人未遂で無期懲役となりました。しかし、神はその只中で彼に語られました。ルイスは、信仰深い母に連れられて教会に通っていた少年時代を思い出し、神に捕えられたと感じて、己の罪を悔い改めキリストを信じました。

冒険しよう

最近素晴らしいものを見つけました。近所の林に小道を通って入っていくと、秘密の遊び場がありました。誰かの手作りでしょう。小枝で作ったはしごの上には見張り台。木には古い綱で作ったブランコのみならず、つり橋まで架けられていました。古い木や綱で冒険を楽しめるようにした人がいたのです。

営巣地

ツバメ科の小鳥、小洞燕(ショウドウツバメ)は、川岸の土を掘って巣を作ります。しかし、イングランド南東部では、土地開発のために、鳥が越冬地から戻ってくるごとに営巣地が減っています。地元の自然保護運動家たちは行動を起こし、巨大な人口砂丘を建設しました。砂の造形物を作る会社に協力してもらい、将来にわたって、ツバメが巣を作れる丘を砂で造成しました。