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十分に用心しなさい

数名の人が、雪崩の危険を告知する看板を通り過ぎ、スノーボードを始めました。2度目の滑走中、誰かが「雪崩だ!」と叫びましたが、1人は逃げきれずに巻き込まれて亡くなりました。未熟だと非難する人もいましたが、実は逆で、この人は、雪崩対策の講習を受けた協会認定の山岳スキーガイドでした。ある専門家は、雪崩に関して高度の訓練を受けた人たちの方が己の判断を過信する傾向にあり、この事故の原因は警戒を緩めたことだと語りました。

賢明な判断

クリスチャンのミュージックグループのアルバムを、教会の友だちから借りて持ち帰りました。父はヒンズー教の家庭に育った後にイエスを救い主と信じた人で、私は当時10歳でした。父は、我が家では賛美歌だけだと言って、それを聴くことを認めませんでした。私は、クリスチャンのバンドだと説得しましたが無理でした。しかし父は、やがて次のように提案しました。その音楽を1週間だけ聴いて、自分が、より神に近づいたか、その反対かを試してごらん。父の助言は知恵に富んだ有益なものでした。

みことばを離さない

ミネソタ州で牧場を営む大叔父の家のドア枠には、厳冬にも耐える丈夫な鋳鉄の輪が付けられています。30メートル以上離れた牛舎にも、同じ輪がしっかり固定されています。大叔父は、吹雪の前には、綱を二つの輪に通し、前が見えないほどの吹雪の中でも母屋と牛舎を行き来できるようにしていました。綱をつかんでいれば、道を見失うことはありません。

主の見通しを信じる

知らない土地を運転していた時、GPSの指示が奇妙だと夫が気付きました。4車線のハイウェイに入った所で、そこを出て、併走する側道を進むように指示されたのです。渋滞もなさそうでしたが、彼は「信用してみるよ」と言いました。15キロ程進むとハイウェイの方は、渋滞でほとんど動かなくなりました。原因は道路工事でした。一方、側道はさほど混まず、ストレスもありませんでした。夫は「ここまでは見通せなかった。GPSには見えていたんだね」と言いました。私たちは「もちろん神様にも見えていたね」と、声を揃えました。

分別のない行動

バスケットボール部の練習の後、友達の車を追走して飛ばしていました。しかし、大雨の中、ワイパーがフロントガラスを拭いて視界が開けた瞬間、友人のセダンが停車しているのが見えたのです。驚いて急ブレーキをかけると、車はスリップして大木に激突し、大破しました。数日後、病院の集中治療室で目覚めました。神の恵みで助かったのですが、無分別な行為の代償は小さくありませんでした。