Category  |  試練

決着がついたように生きる

小野田寛郎は、第二次世界大戦の際、フィリピンのルバング島にスパイとして送られました。そして、敗戦となって平和条約が締結された後も、それを信じず隠れていました。大戦終結から29年間、ジャングルに潜んでいたのです。しかし1974年3月、当時の上官が現地におもむき、投降するよう説得しました。彼は長年、不自由な生活をしましたが、それは、戦いに決着がついたと信じず、降伏を拒んだからです。

悲しみの時に神を信頼する

末期がんだと分かったとき、「パパ・ジョン」と妻キャロルは、闘病生活をネットでシェアするように神に告げられたと感じました。弱さをさらけ出すことを通して、神が証されると信じ、2年間、喜びや悲しみ、そして苦しみを語り続けました。キャロルが「夫はイエスの腕の中に迎えられた」と書いた時、何百人もが、ふたりの大胆な分かち合いに謝意を表しました。ある人は「皆、いつかは死ぬのだから」キリスト者の死に対する考えは健全だと書きました。別の人は、ふたりに会ったことはないけれど、神を信頼する姿に勇気をもらったと書きました。パパ・ジョンは時に激痛に見舞われましたが、分かち合いは続きました。神がどのように支えてくださるかを伝えたかったからです。彼らはその証が神のために実を結ぶと信じていました。それは苦しみの中で「私は、自分の信じて来た方をよく知っており、また、その方は私のお任せしたものを、かの日のために守ってくださることができると確信しているからです」(Ⅱテモ1:12)と書いた使徒パウロを彷彿させます。

主の傷痕

グレーディーは握手ではなくグータッチを好みますが、その理由はたぶん、手首についた自傷行為の痕が見えてしまうからです。私たちは、人に傷つけられたか、自分で傷つけたかにかかわらず、自分の体や心の傷を隠そうとします。

かすかな光

第二次世界大戦でスパイ活動をしていたジャーナリストのマルコム・マガリッジは、ある憂鬱な夜について記しました。「酒の匂いと絶望に満ちたベッドに横たわった…宇宙の中で永遠にたったひとり。かすかな希望の光もなく…」と。そして、マダガスカルの海に飛び込み、自らの命を絶とうとしました。沖に向かって泳ぎ続け、疲れ切って振り返ると、遠く離れた岸辺にほのかな光が見えました。すると、訳も分からずその光に向かって泳ぎ始めていました。肉体は疲労困憊でしたが、圧倒的な喜びに包まれていたと語ります。

すべてを洗い流す恵み

アマゾンのスマートスピーカー「アレクサ」には、言われたことをすべて消去する機能があります。「今日言ったことを消しておいて」と言えば、アレクサに頼んだことや、集めてもらった情報などを、すべてなかったことにできます。しかし実生活は違います。失敗や失言を消去することはできません。

誉れが消えうせた

娘のメリッサを取り戻すことはできません。学校で楽しそうにバレーボールをする姿を見ていた幸せな日々の記憶は薄れていきます。彼女のはにかんだ微笑みを思い浮かべることも、時には難しくなりました。メリッサが17歳でこの世を去ったとき、彼女の存在という私の喜びに幕が下ろされたのです。

再び動き出した心臓

フィリップス、クレイグ&ディーンというゴスペル・グループは、2012年、ある心臓外科医の実話に構想を得て「テル・ユア・ハート・トゥ・ビート・アゲン(心臓に再び打てと告げよ)」をリリースしました。その医師は、患者の心臓を摘出して治療した後、元に戻して心臓マッサージをしましたが、心拍が再開しません。より強い手段を講じてもダメでした。そこで意識の無い患者の横にひざまずき、彼は言いました「ジョンソンさん、あなたの執刀医です。手術は成功で、心臓は治りました。後はあなたが心臓に再び打てと告げるだけです。」すると心臓が動き出しました。

負債を消す人

度肝を抜かれるという言葉がぴったりの出来事でした。ジョージア州アトランタ市のモアハウス大学の2019年の卒業式でのことです。祝辞を述べた人が、卒業生全員の学費ローンを全額肩代わりすると言ったのです。1千万円以上の返済額があった卒業生は感謝に震えて、涙ながらに叫びました。

永遠を見る目

友人のマデリンは、子や孫たちが永遠を見る目を持つように祈ります。心乱れる日々の後、娘が亡くなりました。マデリンは悲しみの中、家族が苦しみに飲み込まれて刹那的にならず、むしろ永遠の視点をもっていつくしみの神を信じ、希望に満たされるように祈っています。