幹と枝
問題続きの中、激しく揺れ動いた感情をカウンセラーに話すと、心から傾聴してもらった後、外の紅葉を見てごらんと言われました。色づいた枝が風に揺れています。彼女は、幹は動いていないことを指摘して次のように言いました。「私たちもあれと似ています。風が四方八方から人生に吹きつけると心乱れ、自分が枝のように感じます。カウンセリングの目標は、あなたが自分の幹を見つけられるように援助することです。そうすれば風が吹いても、枝のようには動じないでしょう」。
たとえ火の中、水の中
映画『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』は、南北戦争の脱走兵ニュートン・ナイトとその仲間、そして奴隷たちの物語です。彼らは北軍を助け、戦後は奴隷制度に抗いました。英雄と言われるナイトですが、脱走し、負傷した際、ふたりの奴隷に救われました。人里離れた沼地に運ばれ、介抱されたのです。見捨てられていたなら死んでいたでしょう。
難題に向き合う
トムは、後先考えず3人の自転車泥棒を追いかけました。彼らは振り返り、そして驚いたことに、自転車を投げ出して逃げて行きました。トムはほっとし、自分を褒めたい気分で、自転車を起こしました。そして振り向くと、筋骨隆々の友人ジェフが駆けつけていたのです。
神の一直線
心がざわついて眠れません。祈りましたが、神にゆだねるという境地からは程遠いものでした。「なぜ」と怒りで心が震え、仕方なく窓から夜空に目を向けると、オリオン座の三つ星が目に留まりました。澄み切った夜空に一直線に並ぶ、あの星たちです。それらが互いに何百光年も離れていることは、天文学に疎い私も知っていました。
再び友になる
牧師が、「神の赦しを受け取る人は前に出てください」と言いました。人々が進み出ていくと、幼い女の子が拍手をしました。母親は「すみません。悔い改めたら、また神の友だちになれるのよと話したので、娘はみなさんのお祝いをしたのです」と後で説明しました。
歌う革命
革命に必要なものは何でしょう。銃や爆弾、ゲリラ行為でしょうか。エストニアでは歌でした。ソ連に併合されて数十年。愛国心をかき立てる国歌、聖歌、民謡などを歌う運動が1980年代後半に起こり、そこから生まれた「歌う革命」は、1991年の独立に貢献しました。「これは暴力的な占領をくつがえす非暴力革命だった。…しかし、エストニア人にとって歌うことは、50年にわたるソビエトの統治に耐えている間も、自分たちをひとつにする力だった」とネット上に書かれています。
愛に支えられる
デビーはお掃除サービスの会社の経営者で、いつも電話セールスをして新規の顧客を開拓していました。ところがある時、「がんで治療中なので、経済的に余裕がないのよ」と断られ、即座に、がんで闘病中の人を放っておくわけにはいかないと思いました。そして、無料のサービスを提供しようと考えて、2005年にNPO法人を立ち上げました。企業から寄付を募って、がんで闘病中の女性たちの家を無料で掃除してあげるのです。ある女性は、きれいに掃除された部屋に戻ると力が湧いてきて「がんなんかに負けないと初めて心から思えた」と語りました。
悲嘆が喜びに
狼の生態に詳しい映画制作者のジム&ジェイミー・ダッチャー夫妻によると、狼は嬉しい時にはしっぽを振って跳ね回るそうです。しかし、群のメンバーが死ぬと数週間も悲しみます。仲間の最期の場所を訪れ、しっぽを下げ、哀悼の声をあげると言います。
堅く立つ
エイドリアン一家はキリスト信仰のために迫害されていますが、その中で主の愛を実践しています。教会の中庭はテロリストの訓練場だった頃の弾丸の跡で荒れていますが、彼はそこに立ち、「今日は受難日です。イエスの十字架での苦しみを覚えましょう」と言いました。そして、その町に留まった信仰者の苦しみは、未だ終わっていないと続けました。彼らはそれでも、そこに留まることを選びました。「私たちはまだここにいて、堅く立っています」と語りました。