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危険に突進

ドイツで1892年、あるコレラ患者の不注意により、菌がエルベ川を通って水道網の起点であるハンブルグに入り込みました。たった数週間で1万人もの市民が亡くなったのです。その8年前、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホは、コレラの感染が水を通して広まることを発見し、ヨーロッパの大都市はろ過システムを導入し、上水道を守りました。しかし、ハンブルグ市の当局は、何もしなかったのです。大惨事が迫っているというのに、費用や科学的根拠をうんぬんして明白な警告を無視しました。

神の意外な方法

牧師は極度の近視で、細めた目を原稿に近づけて単調な声で語りました。しかし、聖霊は彼の説教を通して働かれました。ジョナサン・エドワーズは、「第1次大覚醒」と呼ばれる米国のリバイバルを勢いづけ、多くの人がキリストを信じました。

私たちに必要な知恵

ジョン・M・バリーは、1918年のスペイン風邪大流行について、著書『グレート・インフルエンザ―ウィルスに立ち向かった科学者たち』の中で詳述しています。彼は、保健当局は大流行を予測していたと明かしています。第1次世界大戦の最中、何十万もの兵士が密になって過ごす上に国境を超えて移動するので、新種ウィルスは拡散します。しかし、この知識は悲劇を食い止める役に立ちませんでした。権力者たちは助言に耳を貸さず、戦果を優先して、国民の戦意高揚に勤しみました。疫学者たちは、戦争に殺された約2千万人に加え、およそ5千万人が伝染病で亡くなったと見積もっています。

自然を通して神を知る

アマツバメの動きを模して羽ばたくドローンを国際的な研究チームが開発しました。しかし、アマツバメには未だ遠く及びません。この鳥は、時速150キロで飛び、ホバリングや急降下、急旋回、急停止ができるのです。鳥は「信じられないほど速く飛び、翼を畳み、ねじり、羽毛の隙間を開き、複数の筋肉を使ってエネルギーを節約します」と研究者は語ります。彼らの羽ばたきドローンは未だ「生物の飛行の10パーセント程度」しか再現できていないといいます。

どちらの知恵を求めるか

強盗が2018年のイースター直前にスーパーに押し入り、2人を殺し、1人の女性を人質にしました。救出が難しくなった時、ある警察官が身代わりになると申し出ました。

いつ役に立つの?

孫のローガンは6年生で、代数の宿題をしながら、将来の夢はエンジニアになることだと言いました。そして、私に手伝ってもらいながら、xやyを使って計算問題を解きつつ、こうつぶやきました。 「こんなこと、いつ役に立つの?」

神に耳を傾ける

自宅と大学の間は退屈な砂漠でした。真っ直ぐな道が延々と続くので、気付かずにスピードが出過ぎてしまうことがありました。最初は、交通警察から警告され、2度目は違反切符を切られました。そして、全く同じ場所で、再度の切符を切られたのです。

賢明な判断

クリスチャンのミュージックグループのアルバムを、教会の友だちから借りて持ち帰りました。父はヒンズー教の家庭に育った後にイエスを救い主と信じた人で、私は当時10歳でした。父は、我が家では賛美歌だけだと言って、それを聴くことを認めませんでした。私は、クリスチャンのバンドだと説得しましたが無理でした。しかし父は、やがて次のように提案しました。その音楽を1週間だけ聴いて、自分が、より神に近づいたか、その反対かを試してごらん。父の助言は知恵に富んだ有益なものでした。

みことばを離さない

ミネソタ州で牧場を営む大叔父の家のドア枠には、厳冬にも耐える丈夫な鋳鉄の輪が付けられています。30メートル以上離れた牛舎にも、同じ輪がしっかり固定されています。大叔父は、吹雪の前には、綱を二つの輪に通し、前が見えないほどの吹雪の中でも母屋と牛舎を行き来できるようにしていました。綱をつかんでいれば、道を見失うことはありません。