Category  |  神を信頼する

全幅の信頼

ある冬の朝、ブラインドを開けて驚きました。霧の壁です。天気予報によると、それは「着氷性の霧」というものです。この地域ではまれですが、さらなる驚きは、1時間後には晴天という予報でした。私は夫に「あり得ない。一寸先も見えないのに」と言いました。しかし、1時間も経たないうちに霧は晴れ、澄んだ青空になりました。

果たされる約束

子どもの頃、毎夏、遠方に住む大好きな祖父母の家で1週間を過ごしました。二人から多くのことを教わりましたが、それに気付いたのはずっと後です。神と共に歩んだ長い人生のおかげで、彼らは私が想像だにできない知見を持っていました。神は何と忠実なお方かといつも言っていたので、私は、神は約束を守られる、信頼しても大丈夫、と安心するようになりました。

落胆の取説

オクラホマ州のある高校生たちは「一生に一度」の卒業旅行のためにお金を貯めてきました。ところが、航空券を買った会社が架空の会社と空港で分かったのです。学校関係者は胸が張り裂けそうだと言いました。しかし生徒たちは、腐らずに最大限に楽しもうと決意して、チケットを寄付してくれた近場の遊園地で2日間を過ごしました。

苦しみと希望

礼拝の終わりに紹介され、あいさつした新来者、ラトリースの言葉の深さは思いがけないものでした。彼女は2021年12月の壊滅的な竜巻に家族7人の命を奪われ、ケンタッキー州から引っ越してきたのです。彼女は「今でも笑顔を見せられるのは、神が私と共におられるからです」と言いました。傷つきながらも神を証しする彼女の言葉は目下の困難と戦っている人たちにとって、大きな励ましとなりました。

キリストの力

空中曲芸師のニック・ワレンダは、2013年、約600人の観客が見守る中、グランドキャニオン峡谷で綱渡りをしました。谷の幅は約400メートル。その間に張った幅5センチのワイヤーに足を踏み出した時、ワレンダは、その美しい景観を神に感謝しました。そして、祈り、賛美しながら、歩道を散歩するかのように、落ち着いて進みました。風が変わると腰を落として止まりました。そして、バランスを立て直し、ワイヤーの揺れを静めてくれた神に感謝しました。彼は、綱の上の一歩一歩をキリストの力に頼って渡ったことを見る人に示しました。その動画は今や世界中で視聴されています。

どんなときも

手術は失敗だったので5週間後に再手術を受けるようにと主治医がジョーンに告げました。不安が募ります。ジョーンと夫は高齢で、子どもは遠方に住んでいます。再手術のために自分たちだけで、車で不慣れな土地に行き、複雑な医療手続きを済ませ、初対面の専門医と話をするのです。心が折れそうでした。しかし、神は助けてくださいました。道中カーナビが壊れましたが、地図を頼りに予約時間に間に合いました。神が知恵を下さったのです。病院ではキリスト教の牧師に出会いました。彼は祈ってくれただけでなく、いろいろと助けてくれました。神は助け人を送られたのです。そしてジョーンの手術は成功しました。

見捨てられた人の信仰

トンガの10代の生徒たちが、1965年6月、島から脱出しようと海に出ました。しかし、初日の夜に嵐に遭い、船のマストもかじも折れました。水も食料も無く漂流し、無人のアタ島に漂着しました。

われらの避け所

そこは元々、バッファローが住む原野でした。やがてバイソンを追いかけてきた先住民の土地となり、次に入植者が来て牛を飼い、農耕を始めました。第2次世界大戦の真珠湾攻撃以後は化学兵器の製造場所になり、東西冷戦時代には、兵器の廃棄場所になりました。しかし、ある日、ハクトウワシの巣が発見され、ロッキーマウンテン・アーセナル国立野生生物保護区が誕生しました。コロラド州の大都市デンバーに隣接した広大な地域で、草原、湿地、森林を含めて65平方キロメートルの広さです。都会の自然保護区としては米国で最大の規模を誇り、黒足フェレット、アナホリフクロウ、ハクトウワシ、バッファローなど、300種以上の野生動物が安全に暮らしている場所です。

声を上げる

力ある演説家の多くは、社会改革のために言論を用いた指導者でした。例えば、フレデリック・ダグラスです。自由と奴隷制度廃止を求める彼の演説は、アメリカの公民権運動を推し進め、やがてこの制度は撤廃されました。もし、彼が黙っていたなら、世界の歴史は違っていたかもしれません。私たちも皆、声を持っています。声を上げるなら、人を助けたり、正しい方向に周りを奮い立たせたりすることができるかもしれませんが、出る杭(くい)は打たれると思うと足がすくんでしまいます。しかし、そんなときこそ、勇気と知恵の源である神に助けていただきましょう。