賢い老フクロウ
誰が書いたのか分かりませんが、ことば数に気をつけることの賢明さを説いた昔の詩があります。「賢い老フクロウが、樫の木にとまって、世の中を見ていた。見れば見るほど口数が減り、口数が減れば減るほど、たくさん耳を傾けた。どうしてみんな、この賢い老鳥みたいになれないの?」
親身になって聞く
英国オックスフォードのマグダレン・カレッジの教会に、亡くなったC.S.ルイスの同僚や友人たちが集まったのは、葬儀の1週間後でした。彼らは、学者の心にも子どもたちの心にも信仰と想像力の火をともし、その炎に風を送りつづけてきたルイスの功績を称えました。
親切な言葉
友人のスコットは、仲睦まじい妻の両親を心から尊敬していたので、ある日、幸せな結婚生活の秘訣をふたりに尋ねました。すると義父のケンは、「お互いをいたわり続けることだよ」と答えたそうです。また別の友人は、私たち夫婦(その他の夫婦にも)に送る手紙の結びにいつも、「お互いに相手を大切にすることを忘れないでね」と書きます。
ささやきの回廊
1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記1-2
◆ ルカ19:28-48
◆ Ⅰ列王記1-2
◆ ルカ19:28-48
聖書のみことば 箴言10:13-23
ことば数が多いところには、そむきの罪がつきもの。自分のくちびるを制する者は思慮がある。―箴言10:19
ロンドンのセント・ポール大聖堂には「ささやきの回廊」と呼ばれる面白い現象が見られます。これはドーム型の建築物に起こるもので、あるウェブサイトの説明によると、「一方の壁に向かってささやいた小さな声が、反対側の壁に面している人にはっきりと聞き取れることから、この名前がついた」のだといいます。「音は、丸天井の巨大な曲線に沿って完全に伝えられる」そうです。つまり、クリストファ・レン卿が建築した、このりっぱな大聖堂の一方の壁に向かってあなたが座り、もう一方の壁に向かって友だちが座るなら、そのふたりは、ささやく程度の声で会話ができるのです。