父に従う
父を思い出すときに心に浮かぶ格言があります。「どう生きろとは教えてくれなかったが、自身の生き方を見せることで、それを教えてくれた。」10代の頃、父が神とともに歩んでいるのを見ていました。父は信徒でしたが、礼拝奉仕をし、日曜学校の成人クラスで教え、献金の集計を手伝い、役員としても奉仕しました。教会の外では、福音を揶揄(やゆ)する人の中にいても忠実にキリストを語り、よく聖書を読みました。父は神に対する愛を、目に見える様々な行動を通して表していました。
有益な力
ボクシングやストロングマン・コンテストには、共通の一面があります。どちらも、対戦相手より自分の力が勝っていることを見せる個人競技です。つまり、腕相撲と同じです。そこで一番強いのは誰かを競うのです。
愛がすべて
ある教会の掲示板に目が留まりました。「愛を受け入れなさい。愛を与えなさい。それを、繰り返しなさい。」これは、よい人間関係を築くためのモットーのようにも思えます。
褒める
最近、20万人の労働者を対象に、自らの生産性を向上させるために何が必要かというアンケート調査が行われました。その中で、上司に要望することがらの第一位だったのは、褒めることと認めることでした。この調査は、褒められることや認められることが、人間の基本的欲求であることを示唆しています。
一日中
ロンドンのウェストミンスター宮殿の大時計は、「ビッグ・ベン」の愛称で知られていますが、その素晴らしい鐘の音は、多くの人々になじみ深いものです。日本の学校では、始業と終業を告げるチャイムとしてよく使われています。このメロディーは、ヘンデルのメサイアからとられたと伝統的には考えられています。ビッグ・ベンの時計室に刻まれている詩は、時間の重要性を歌っています。
夜空を照らす
穏やかな秋の日が暮れて、夜のとばりが降りた満月の夜。5万人を超える人たちが川べりに集まって、天灯(てんとう)を飛ばすというイベントが、私たちの住むグランドラピッズ市で行われました。人々は、ともしびを入れた天灯を真っ暗な夜空に放ちました。すると、いくつもの光がまばゆく輝きながら昇っていき、満月に吸い込まれていくようです。多くの人たちは、夜空に輝く芸術をながめていました。
神は知っておられる
友人のキャシーは、航空便リアルタイム追跡サイトFlightAwareを使って、夫のチャックが操縦するシカゴ行きの小型機の運行状況をチェックします。チャックがいつ離陸して、どこを飛行しており、いつ着陸するのか、数回クリックすれば正確に調べることができます。
成長を望む
ドキュメンタリー映画「ベイビーズ―いのちのちから―」は、日本でも2012年に放映されました。これは、ナミビア、モンゴル、東京、サンフランシスコという全く異なる環境に生まれた4人の赤ちゃんの成長を追った映画です。大人によるナレーションや字幕はありません。あるのは、自分の生まれた世界を少しずつ発見していく各々の赤ちゃんが発する声や音です。赤ちゃんは、ハッピーならばキャッキャと笑います。痛かったり、お腹がすいていれば泣きます。そして、全員ミルクが大好きです。実は、この映画の魅力は、赤ん坊の成長を見ることなのです。
ほとんど満足
昼食を済ませてレストランの駐車場に足を踏み入れたとき、軽トラックが猛スピードで走り抜けていきました。運転手の無謀な行為にあきれながらも、ふと、トラックにあることばが掲げてあるのに気がつきました。そこには、「ほとんど満足」と書かれていました。その言葉に込められている感情について、少し考えました。そして、「ほとんど満足」という概念は存在しないという結論に至りました。人は満足するか、満足しないか、結局、そのどちらかしかないはずです。