Month: 3月 2023

ドア枠の慰め

ルイジアナ州南部が洪水に襲われた2016年、友人のSNSに書き込みを見つけました。彼女の家はほぼ全壊のようでした。彼女の母親は、どれほど片付けが大変でも、そこに神がおられると分かるはずよと励ましていました。後日、彼女はむき出しになったドア枠にみことばが書かれているのを見つけました。その家が建てられた時に書かれたのでしょう。友人はそれを読んで慰められたといいます。

神の力強い臨在

性別を理由に投票を否定することを禁じるアメリカ合衆国憲法修正19条の批准から100周年を記念する2020年、「主はみことばを与えてくださる。良き知らせを告げる女たちは大きな群れ」という詩篇68篇11節が刺しゅうされた旗を掲げて行進する人たちの古い写真が公開されました。

遠すぎない

ラジは少年時代にイエスを信じましたが、すぐに信仰を離れ、神と無縁の生活を送りました。ある時、やり直そうと教会に行きましたが、長年教会を離れていたととがめられただけでした。恥をかかされ、信仰を忘れた年月を後悔しました。そして、希望はもう無いかと思った時、シモン・ペテロの話を思い出しました(ルカ22:34、60-61)。イエスは、三度もご自分を否定したペテロを受け入れられたのです(ヨハ21:15-17)。

独りぼっち?

スーの家庭は崩壊寸前でした。夫が突然家出し、彼女と子供たちはとまどい怒りました。彼女は結婚カウンセリングを受けようと言いましたが、夫は彼女が問題だと突っぱねました。スーは、夫が二度と戻らないと悟り、絶望と不安に襲われました。子どもたちを養っていけるでしょうか。

神はあなたを知っている

最近、ミケランジェロの彫刻『モーセ』の大写しの写真を見ました。すると、モーセの右腕に小さく盛り上がった筋肉が見えます。この筋肉は小指伸筋で、小指を上げるときだけに収縮します。巨匠ミケランジェロは写実性で知られています。人間の体に細心の注意を払い、誰もが見逃してしまうような細かい部分を含めて彫刻します。

神に耳を傾ける

自宅と大学の間は退屈な砂漠でした。真っ直ぐな道が延々と続くので、気付かずにスピードが出過ぎてしまうことがありました。最初は、交通警察から警告され、2度目は違反切符を切られました。そして、全く同じ場所で、再度の切符を切られたのです。

この愛は本物

足元をすくわれるとはこのことです。婚約者の裏切りが分かったのです。その前の恋人も不実でした。ですから、初めてのバイブルスタディーで、神は愛だと聞くと、ジョジーは「これも詐欺かしら」と思いました。信じたら、また傷つくのではないかしらと。

心のオアシス

アンドリューは家族とサファリ旅行にケニアへ行き、低木林の中の小さな湖で、キリン、ウシカモシカ、カバ、水鳥などを見ました。皆がこの命の源である水辺にやってきます。彼は動物が行ったり来たりするのを見ていて、聖書は聖なる水飲み場のようだと思いました。聖書は、知恵や手引きの源というだけでなく、さまざまな状況の人の渇きを癒やし、元気を回復させるオアシスだと思いました。

休息は神からの贈り物

ベッドに入っても、考え事が次から次へと頭に浮かんで眠れません。家族や友人だけでなく、顔見知り程度の人からの頼まれごともあれこれ抱え込んでいました。夜中の3時を過ぎても寝付けない日がもう4日続いていました。朝6時の目覚ましで飛び起き、きつい口調で夫に用事を頼み、「早くしなさい!」と息子を追い立てて出かけました。送りの道中の記憶は定かではありません。ただ、担任の先生がいる教室まで息子をちゃんと送り届けたことだけは、はっきりと覚えています。

園庭で倒れた私を友人は家まで送り、夫が仕事から戻るまで息子を預かると言ってくれました。隣の家の人は、私が目を覚ますまで8時間も祈りながらついていてくれました。

人は、心配して不安になり、頑張りすぎてしまうことがあります。神は、そんな私たちの弱さをご存じです。心も体もたましいも休めて充電する時間が必要なことも知っておられます。

詩篇62篇で、ダビデは「私のたましいは黙って ただ神を待ち望む」(1節)と語ります。内側から完全に充電するために、ダビデはじっと静まる時間が必要でした。そうすることで、希望を与え、守り助けてくださる神に身を任せたのです(5-7節)。ダビデは、誠実な祈りをもって神に近づき、「どんなときにも」神を信じて頼ろうと呼びかけ、神とその御力への全幅の信頼を示しました(8、12節)。

神は、みんなの面倒を見る責任を私たちに負わせられません。むしろ、神が頼りになるお方だと証明してくださいます。神がいつも共におられることを信じ、その御力を頼りにするとき、私たちが一息ついて休むことが神への礼拝になり得ます。なんと素敵な贈り物でしょう。

デイリーブレッド寄稿者Xochitl Dixon

目まぐるしい日常では、休息の大切さが見過ごされがちです。しかし、休むことには神の重要な意図と目的があります。今月は、休息に着目し、神の贈り物である休息を体験するとはどういうことかを考えました。このテーマは、3月1日8日15日22日のエッセーでも取り上げています。