渇きを癒やす水
バイカル湖は世界一深い湖です。最大水深は、約1,600メートル、南北636キロ、東西幅は79キロと広大で、世界中の地表淡水の5分の1がここにあると言われています。しかし、この湖はロシアの辺境のシベリアにあり、簡単に到達することはできません。地球上には深刻な水不足の地域もあるのに、こんなに豊富な水に手が届かないのは皮肉な話です。
無事に岸へ
パプアニューギニアのカンダス族の人々は、自分たちの言語に翻訳された新約聖書を待っていました。しかし、それを運ぶ仲間は、小船で海を渡らなければなりません。その勇気の源は何でしょう。船を操る自信もそうですが、海を造られた神を知っていることも大きいのです。神は、一人ひとりの人生行路を導き、波立つ大海原を渡らせてくださいます。
走らず、歩きなさい
子どもたちを車で学校に送るとき、大きなヘッドフォンをつけ、カラフルなハイソックスを履いて大きく手を振り大股で足早に歩く女性を見かけます。これはパワーウォーキングというスポーツで、常にどちらかの足が地面に接していなくてはなりません。足を速く動かしながらも、走りたいという身体の自然な動きを抑制します。見かけによらず、ランニングやジョギングと同程度のエネルギーとパワーを要します。高い集中力とパワーを制御する力も要します。
できることをした
スーパーのレジ係が、袋入りのカップケーキ、誕生日カード、ポテトチップスをスキャンして合計額を告げました。すると女性の顔が曇りました。引詰め髪のおくれ毛が疲れた顔にかかり、幼い子が母親の気を引こうと隣でぐずっていました。彼女は「すみません、何か返しますね。この子の誕生祝いのためだったんですが…」と、悲しそうにため息をつきました。
暗やみと対峙する
やみが人に与える影響に関する1960年代の研究報告があります。 2名の被験者がそれぞれ別の洞穴に入り、研究者は彼らの食事や睡眠を観察しました。完全な暗やみの中で、ひとりは88日間、もうひとりは126日間、生活しました。自分たちがやみの中にいた期間に対する感覚は、ふたりとも月単位で狂っていました。ちょっと居眠りをしたつもりが、実は30時間も眠っていたりしたのです。暗やみは見当識を失わせます。
愛に追いかけられて
英国の詩人フランシス・トムソンは、『天の猟犬』で、夜も昼も神を避けて逃げたと語ります。彼は、懸命に逃げ隠れするのですが、イエスは、絶え間なく追いかけてこられました。私が主の探し求めたものだった、と詩人は締めくくっています。
罪悪感と赦し
文化人類学者のドナルド・ブラウンの著書『ヒューマン・ユニヴァーサルズ』には、文化を超えた人間の共通点が400以上挙げられています。例えば、玩具、ジョーク、ダンス、ことわざなどがある、蛇を恐れる、物を紐でくくることなどです。また、どの文化にも善悪の概念があり、気前のよいこと、約束を守ることを善とし、卑怯、意地悪、殺人を悪としているといいます。人には良心が備わっているのです。
輝く星
子どもの頃、父と家で天体観測をしました。交互に望遠鏡をのぞき、目を細めて、チラチラ光る青白い星を見つめました。熱と炎から生まれた光は、針の先ほどの大きさですが、漆黒の闇の中で鮮やかです。
受け入れる
老犬が私の隣に座って宙をじっと見ています。何を考えているのでしょう。でも、死についてではないはず。死を理解していないのですから。犬は将来について考えませんが、私たちは考えます。年齢、健康状態、貧富の差に関係なく、私たち人間は、人生のどこかの時点で、死について考えます。獣と違って、死の現実を悟ることができるからです(詩49:20)。また聖書は「人は自分の兄弟をも買い戻すことはできない。自分の身代金を神に払うことはできない」(詩49:7)とも述べています。死は避けられません。