Category  |  霊的な変革

前進する

私は「アメージング・レース」というテレビ番組が好きです。10組のふたり組の挑戦者が外国に放り出され、公共交通機関や自転車、または徒歩で、ある場所から別の場所を目指し、各々の場所でクリアすべき課題を与えられつつ競争します。そして一番早く目的地にたどり着いた組が、賞金100万ドルを獲得します。

がらくた置場の天才

ノア・ピュリフォイは1965年、ロサンゼルスのワット地区の暴動で発生した3トンのがれきを材料に、「アッサンブラージュ」という様式で作品を作り始めました。彼は仲間と、壊れた自転車の車輪、古タイヤ、粗大ごみのテレビなど、使えなくなった物で立体作品を作りました。それらは、現代社会が人間を使い捨てるという強いメッセージを発しています。彼を「がらくた置場の天才」と呼んだ人もいました。

再建

久しぶりにベルリンに戻ると、かつて愛した町はもうなかった…と、エドワード・クリーは、ユナイティッド航空の機内誌に書いています。ベルリンの町も、自分自身も、すっかり変わっていました。懐かしい場所に行っても、悲しいだけかもしれません。自分も、大切な思い出の場所も、昔のままではないからです。

罪ある人間そのもの

英国の作家イーヴリン•ウォーは、言葉づかいの悪さで人柄が分かるような人でした。やがてキリスト者になりますが戦いは続き、ある日、「そんな態度でクリスチャンだと言えるのですか」と言われました。すると彼は、「私はひどいかもしれません。でも、信仰がなければ、人間以下だったでしょう」と答えました。

すべてのことを働かせる

妻は素晴らしい蒸し料理を作ります。かたまり肉を薄切りのジャガイモとサツマイモ、セロリ、マッシュルーム、人参、玉ねぎと一緒に鍋の中に入れて、長時間蒸します。6、7時間経つと、家中が美味しそうな匂いでいっぱいです。鍋の中の具材が相まって、個々では成し得ない美味しさを作り出すのです。最初のひと口は最高です。時間はかかりますが、それを待つ甲斐は十分にあります。

安全な居場所

怖くて家を出られない青年がいました。彼は人を避けるために日中に眠り、夜はテレビを見て過ごしました。いわゆるひきこもりです。発端は、学業の問題で不登校になったことでしたが、外の世界から離れている時間が長くなるにつれ、社会に溶け込めないという不安も強くなりました。そして、友人や家族とも話さなくなりました。ところが、「居場所」という若者の集まりに参加し、今は快方に向かっています。そこは、傷ついた人々が社会に向けて再出発できる安全な場所だそうです。

変わる事を選ぶ

息子が小さなロボットを手に入れ、簡単な動作をプログラムしました。彼はロボットを前進させ、止まらせ、後退させることができます。ピーッと音を鳴らしたり、録音して再生することもできました。ロボットは息子の命令通りに動きます。笑わないし、脱線して変な方向に行ったりしません。選択の自由がないからです。

変わる覚悟

自制は、修得することが最も難しいもののひとつでしょう。悪い癖や態度、間違った考え方などは、なかなか克服できません。努力しようと心に決め、誰かの助けを借りてチェック体制を作ったりしますが、本当のところは、変わる意志も自分を変える力もないと分かっています。話し合ったり、計画を立てたり、自己啓発の本を読んだりするものの、自分の内側にある問題は、簡単には乗り越えたり、治めたりできません。

木彫りのアヒルを作る方法

私たち夫婦は1995年、バージニア州でフィップス・フェスタス・ボーンに会いました。彼は2002年に亡くなりましたが、木彫りの匠で、その作品は本物そっくりです。ボーンは言いました。「アヒルを彫るのは簡単です。まず、木片を見ます。そして、アヒルの姿を頭に入れ、木片からアヒルではない部分を削るのです。」