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神の平安

職場の権力闘争に巻き込まれて、忍耐の数か月を過ごしましたが、心は不思議なほど平安で、不安を感じることなく平静でした。私は生来の心配性です。この平安は、神をおいて他にないと思いました。一方、全てが順調なのに、常に心が騒いでいるという経験をしたこともあります。その原因は、神の力と導きではなく、自分の力に頼っていたからです。振り返ってみると、真の平安、すなわち神の平安は、その時の状況ではなく、神に対する信頼の度合いによると分かります。

逃避か平安か

水回り設備の店の「エスケイプ」と書いた派手な看板に見入ってしまいました。手軽に温泉気分が味わえる浴室が欲しいと妻と話し合ったことがあったのです。けれども費用や電気代など逃げ出したい面倒なことも増えると考えてやめました。

順番を待って

桜の古木が枯れそうなので樹木医を呼んだところ、すぐ手当てが必要だと言われました。妻は木に向かって「順番を待ってね」とつぶやきました。最近、厄介な事ばかり起こっているからです。

静かな休息

少し前のことになりますが、私と息子のブライアンは友人のために、アイダホの人里離れた奥地の牧場まで農機具を運搬することになりました。しかし、牧場までトラックが入っていけるような道はありません。そこで、そこの運営を任されている若いラルフが、二頭のラバに引かせた小さな馬車に乗って、車道の終わるところまで迎えに来てくれました。

組立てに 必要なもの

娘と娘の婚約者に結婚祝いが届くようになり、幸福に包まれた日々を味わっていたときのことです。プレゼントのひとつは組立て式の家具でした。ふたりは結婚式の準備に大忙しだったので、私は組立てをかって出ることにしました。完成まで1~2時間かかりましたが、思ったよりずっと簡単でした。すべての木製パーツは予め切って穴が開けてあり、組み立てに必要な工具類もパッケージされ、組み立て説明書は易しく明快で、誰にでも分かるようになっていました。

永続する平和

第一次世界大戦中、1914年のクリスマスイヴのことです。約50キロにわたる西部戦線で銃声がやみました。塹壕(ざんごう)の上から覗き見ると、自分の陣地を修繕したり、死者を埋葬しようと、姿を現した兵士たちがいました。夜の闇が落ちると、ドイツ軍の中には、ランプを灯してクリスマスの賛美歌を歌う連隊が表れました。すると、敵である英国の兵士たちは拍手し、大きな声でクリスマスの挨拶をしました。

アマニ

アマニはスワヒリ語で「平和」という意味ですが、テキサス州ダラスの動物園には、「アマニ」という名前のラブラドール・リトリーバーの子犬が、特別な友だちと共に暮らしています。その友だちとは2匹の赤ちゃんチーターです。動物学者たちは、チーターがアマニからリラックスすることを学べるかもしれないと考えて、3匹をいっしょにしました。犬は一般的に、多くの人に囲まれる場にいても神経質になることはありません。それで、いっしょに育てることで、チーターを落ち着かせる効果が期待できるのではないかと考えたのです。

フクロネズミの死んだふり

フクロネズミは死んだふりができます。その時、フクロネズミは舌がたれ下がり、身体がだらっとなって、脈も微弱になります。しかし、15分ほどすると回復します。興味深いことに、彼らが敵から身を守るために、意図的に死んだふりをするのではないと動物学者たちは言います。彼らは恐れおののき不安になると、無意識のうちに失神してしまうのです。

愛に生きる

友人のロクサーヌは、アフリカのある国に住んでいます。その地の人たちは長い距離を歩いて、小さな川から水をくんできますが、その水は汚くて病気になったり死んでしまったりする人もいます。安全な水の欠如は、クリスチャン団体や孤児院などが、その地で働くことを妨げてきました。しかし今、変化が起こっています。