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祈りの力

イスラエルの賢い指導者サムエルが、困難に見舞われた民のためにとりなしの祈りをささげる場面を聖書で読んで、身近な人のことを心配していた私は励まされました。大好きなあの人のために頑張って祈ろうと堅く決心しました。

不安を取り除く

夫の転勤で引っ越すことになり、期待しつつも、不安でした。新しい家を探すこと、引っ越しの準備、私の職探し、新しい町に慣れて落ち着けるかなど、心配は尽きません。やるべきことのリストを考えていると、思い煩わないで祈りなさいという使徒パウロの言葉が心に浮かびました(ピリ4:6-7)。

私たちの祈りと神の時

神は祈りに応えてくださいますが、すぐにとは限りません。そんなとき、私たちは、待っていることの意味が分からないと思ったりします。これがザカリヤの状況でした。

双翼の太陽

土でできた古代の印章が、エルサレム旧市街南部の城壁の下から出土しましたが、初期の調査で貴重なものとは分からず、エルサレムの考古学研究所の戸棚に保管されていました。しかし5年たって、約3千年前のこの印章の文字を研究者たちがよく調べると重大な発見に至りました。古代ヘブル語で「ユダの王アハズ(の子)ヒゼキヤのもの」と刻まれていたのです。印章の真ん中には双翼の太陽が描かれ、そのまわりには生命を象徴するふたつの形が刻まれていました。

祈れない日々

開胸手術をする必要があると2015年の11月に分かり、私は少し動揺しました、当然、死が頭をよぎり、仲直りすべき人はいないか、妻や子の生活費は大丈夫かなどと考えました。術後すぐには働けないので、仕事の段取りなど、祈りと行動が必要でした。しかし、実際はどちらもできませんでした。私は肉体的にも精神的にも弱っていて些細なことも億劫でした。驚いたことに、祈ろうとすると身体の辛さに気が散り、心臓疾患で呼吸が浅いので、すぐに居眠りしました。私は苛立ちました。仕事どころか、生きながらえて家族と過ごしたいと祈ることすらできません。

日々の祈り

歌手で作曲家のロベルト・ハムレットの母親は、毎朝、息子たちがバス停に向かう前に必ず祈っていました。ハムレットは「私のために祈る人」という曲を作り、母親にささげました。この歌を聴いた女性が、息子を送り出す前に彼と祈るようにしたところ、ある朝、嬉しいことが起こりました。息子は出かけて5分ほどすると、数人の友だちを連れて戻って来ました。びっくりして何事かと尋ねると「この子たちはまだ、祈ってもらっていないんだ」と答えたのです。

神にささげる

私がまだ10代で大きな困難やハイリスクな決断を迫られて混乱していたとき、物事を書き出して整理して考えることを教えてくれたのは母でした。どの授業を取るべきか、どんな職業に就くべきか、大人の現実の怖さにどう立ち向かうのか…。母はどうすべきか迷うと、分かっている事実、自分に出来る行動、予想し得る結果を書き出していました。私もそれに倣って、思いの丈をノートに書き綴ると、問題から一歩離れて、感情に流されず客観的に物事を見られるようになりました。

御力に頼る

私たち夫婦は近所の男の子アランとハイキングに出かけました。アランが蛇は出るかと尋ねたので、私は「出たことは無いけれど、とにかく神の守りを祈ろう」と言い、一緒に祈りました。歩き始めて数分後、妻が突然、後ずさりしました。前方にとぐろを巻いた毒マムシがいたのです。私たちは蛇が遊歩道を離れて行くのを見送り、ほっと溜息をつきました。そして、何事も無かったことを感謝して祈りました。

誘惑に負ける

姪にしつこく誘われて、2016年の夏、ポケモンGOをしました。これはスマホのカメラを使って「ポケモン」という名前の小さな生き物を捕まえるゲームです。スマホの画面の中に「ポケモン」が現れると、同時に紅白のボールも現れます。そこでプレイヤーは、このボールを指ではじいて「ポケモン」に当てて捕えるのですが、わなを使って「ポケモン」の注意をそらすと、それを捕まえるのが容易になります。