気晴らしと安らぎ
電源を切ってスマホを机に置きました。矢継ぎ早に現れる画像や意見、通知に疲れたのです。しかし、またすぐ電源を入れました。なぜでしょう。
善意を増やせ
ビジネスで成功する秘訣(ひけつ)を問われて「親切さ」や「気前の良さ」と言う人は少ないでしょう。しかし、起業家のジェームズ・リーは違います。彼は破綻寸前の会社を優良企業に再生しました。その経験によると、彼が「善意」と呼ぶもの、すなわち、親切、受けるより与える、という気風の醸成が鍵だといいます。これを会社の中心に据えるなら、社員は希望を持ち、団結して問題解決に取り組んだり、新しい価値を生む事業を起こそうと動機づけられるのだそうです。彼は「善意は……正真正銘の資産だ。化学反応を起こして増えていける」と説明します。
信仰によって見る
朝の散歩の時、ミシガン湖を絶妙な角度で照らす光が作る風景を写真に収めようと、一緒にいた友人に少し待ってほしいと頼みました。そして、スマホを取り出しましたが、光が当たった画面では景色が確認できません。しかし、以前にもやったことがあったので、素晴らしい写真が撮れると確信していました。私は友人に「見えなくても、こういう写真は大概よく撮れるものよ」と言いました。
愛のある厳しい指摘
その人は何でも卒なくこなし評価されていました。しかし、仕事ができたばかりに、怒りを制御しない点を真正面から指摘されず、長年にわたり、多くの人が傷つきました。その結果、時期尚早で退任したのです。この主にある兄弟は、もっとできたはずでした。ずっと前にきちんと意見してあげるべきだったと悔やんでいます。
冒険の旅
人生は冒険、が自分の価値観なので、キリスト教は合わないと若い女性に言われました。私は悲しくなりました。イエスについていく人生以上の冒険は無いのに、彼女はその感動をまだ知らないのです。私は興奮気味にイエスの話をし、このお方にこそ真の人生があると語りました。
赤いドレスプロジェクト
イギリス人アーティストのカースティ・マクラウドは「赤いドレスプロジェクト」を発案し、84枚のワインレッドのシルクの布が、13年間、世界を旅しました。各地でその布に300人以上の女性(と数人の男性)が自分たちの物語を刺しゅうし、それでドレスが仕立てられました。彼女たちの多くは、社会で差別されたり、貧困に苦しんだりしている人々です。
イエスのように
研究者たちは2014年、オレンジ色のピグミーシーホース(タツノオトシゴの一種)のつがいをフィリピンの海で捕獲し、生息地のオレンジサンゴの一部と共にカリフォルニア科学アカデミーに運びました。ピグミーシーホースの身体の色は、親に由来するのか、環境に由来するのかを調べるためです。くすんだ茶色の赤ちゃんが生まれると、彼らは紫サンゴを水槽に入れました。すると、オレンジ色の親から生まれた赤ちゃんの身体が、紫色に変化しました。ピグミーシーホースは弱い生き物なので、環境に溶け込む天賦の力が生き残るために不可欠です。
聖霊の導き
ミシェルはオーツ麦と革の匂いがする馬小屋で、私の娘に乗馬の手ほどきをしてくれました。彼女は白いポニーに口を開けさせ、くつわのかませ方を見せ、頬革を引きながら、その重要性を説明しました。くつわで馬のスピードや方向を制御できるからです。
きちんと見てくれた
広辞苑によると「メンター」は、良き指導者、助言者という意味ですが、ハンナ・シェルによれば、良いメンターは、人をきちんと見るそうです。人間の基本的な必要は承認されることですが、それは表彰されたり、有名になったりすることではなく、きちんと見てもらっているという安心感です。人は、尊重され、理解され、信頼されたいのです。