自然を守る責任
夫婦で旅行に行き、浜辺を散歩していると、仮設の柵で仕切られている大きな正方形の砂地がありました。それはウミガメの卵を守るためだそうです。ボランティアが24時間体制で働いていると若い男性が説明してくれました。ふ化したばかりの亀の子が巣から出てくると、動物と人間の両方が、生存の脅威です。「私たちの懸命な努力にもかかわらず、科学者の推定によると、5千匹の子亀の内、成体になるのは1匹だけだそうです」と言いました。しかし、彼はこの暗い予測にもめげません。亀を守ろうという彼の情熱は、私の心を動かしました。私は今、ウミガメのペンダントを着けています。神の被造物を世話するという私たちに課された責任を忘れないためです。
天地を揺るがす祈り
グリーンバーグ博士の撮った世界の砂浜の砂の拡大写真は驚くほど色彩豊かです。砂には鉱物、貝殻、サンゴの破片などが含まれています。砂粒の鉱物含有量を顕微鏡で分析すると、侵食や海浜流の海岸線に及ぼす影響など、多くのことが分かります。小さな砂粒には非常に価値のある情報が詰まっています。
共に生きる
新型コロナウイルスの感染が広まる中、ケリーは脳腫瘍で闘病中でした。心臓と肺に水がたまり入院しましたが、コロナのために面会禁止です。夫のデイブは、家族と親戚を集めて、妻を励ます横断幕を作ってほしいと頼みました。「最高のママ!」「大好き!」「一緒にいるよ!」そして、病院の窓から見える道にマスクをした総勢20人で、それを掲げました。ケリーは看護師に助けてもらって、4階の窓からそれを見ました。デイブは「見えたのは、マスクをして手を振る人影だけでした。しかし、それは愛しい姿でした」と述べています。
自分のものにする
米国で2002年に始まった「アメリカン・アイドル」というテレビ番組は、素人が人気曲を歌って優劣を競います。有名な歌を完璧に歌いこなした上に個性が光っていると、審査員のランディ・ジャクソンは、「この歌を自分のものにしたね」と称賛を送ります。「自分のものにする」とは、完全な習得と創造性の双方が備わっていることで、歌い手はそれを舞台の上で証明したのです。
日だまり
夏の暑い日に4歳の孫のモリーとボール遊びをしました。一休みしようと座って水を飲んでいると、モリーが「見て! 光の水たまりだ」と庭を指して言いました。木漏れ日が暗い地面を照らして、日だまりを作っていたのです。
追いかけてくる
初めてアルバイトをしたアパレル店では、女性警備員が客を装って万引防止をしていました。店側が疑うべき人のプロファイルを定め、それに合致する人を尾行し、そうでない人は放っておきます。私自身、いくつかの店で尾行されたこともありますが、背景を知っているだけに複雑です。
世界が歌う
ニュー・シーカーズという英国のグループが、コカ・コーラのCMソングとして歌った「愛するハーモニー」は一世を風靡しました。ローマ郊外の丘の上で若者たちが歌う初期のテレビCMは、今でも多くの人の脳裏に焼き付いています。果物の木やミツバチを育てようという歌詞は少々滑稽でしたが、心を込めて愛のハーモニーを歌おう、と呼び掛ける歌に人々は共感しました。
楽園の神
ずいぶん前ですが、ジョニ・ミッチェルは「ウッドストック」という自作の歌で、人類が悪魔との「取引」という罠に落ちたと述べました。シンプルで平和な生き方を促して、「園」に帰ろうと歌いました。彼女は、目的と意味を切望する世代を代弁したのです。
神はご存じ
大きな抽象画の下に絵の具の缶と筆が置かれていました。訪れたカップルは、それが誰もが参加できる「進行中の作品」と思い、一筆加えて帰りました。ところが、絵の具や筆は、作品の一部として置かれていたのです。防犯カメラの映像を見た関係者は、彼らの説明に納得し、告訴しませんでした。